■商品について
極上のワイナリーが集まるプリチャード・ヒルにある自社畑「ナンバー・ナイン・エステート」。
毎年ブレンド比率が異なる、ボルドーブレンドの「ナパ・ヴァレー・レッド・ワイン」。
コンパクトながら醸造しやすいように細部にまで神経を配り、豪華で凝ったデザインの最新設備が備わるワイナリーで造られる極上の1本です。
【テイスティング・ノート】
それぞれの品種が競うかのように個性をきらめかせ、幾重にも重なる複雑味はより深く、旨味としなやかなタンニンが折り重なる。
驚くように長い余韻を持つ完璧なワインに仕上がっている。
若くても生き生きとした味わいを楽しめるが、熟成させることにより更なる深みと気品が生み出される。
【オススメ料理】
・鹿肉のロースト赤ワインソース、ロックフォールチーズなど
【評価】
Parker Point 98点
(Wine Advocate issue #245 end of Oct.2019 by Lisa Perrotti-Brown)
アタックは大人しめながら、徐々にその全容を表す信じられない程のポテンシャルを持ったワイン。
赤・黒系ベリー、ブーケガルニ、土っぽさ、鉛筆の芯、鉄っぽさ、生肉、紅茶、カルダモンや岩の鉱物的なニュアンスが顕著に現れる。
今はまるでレンガ造りの壁に直面したような印象を受けるが、フル・ボディーで十分に熟したフレッシュな果実と旨味が幾層にも重なり、がっしりとしたタンニンが力強さを演出。余韻は驚く程長い。
少し時間がかかるが、時と共に「素晴らしいワイン」に成長していくのが顕著にわかる。
今は早めの抜栓、デカンタージュ、大きなグラスでゆっくりと時間をかけて飲むことをお勧めする。
■ヴィンテージ情報
冬に平均降雨量の2倍の雨が降り十分な水を蓄えることが出来た。
4月下旬は順調な開花をうながし、5月下旬に暑い日が続いた為、実の成長に力を注ぐ。
夏は何回かの熱波があり、その影響で葡萄は房を小さく抑え、果実の凝縮を高めることに。
変化の激しい2017年はコルギンの栽培管理チームの力量が発揮され、キャノピー管理、灌漑、グリーンハーベスト(間引き)など様々な思慮深い判断を繰り返した。
収穫は全て寒い夜に行い、晴れた日が続いた9月中旬から10月6日の収穫完了まで急ピッチで行われ、山火事前に全ての収穫が終了。
今現在ワインはまだクローズ気味だが、コルギンらしい華やかな香り、フレッシュな果実の充実、土壌からくるミネラル感をコアに秘めている。
変化に飛んだ2017年の強みである自然な酸味、豊かな果実味、堅牢なタンニンは瓶内での長い進化を保証する資質を持っている。
■ワイナリーについて
オーナーのアン・コルギン女史は、1992 年コルギン・シュレイダー・セラーズを設立。
夫ジョー・ウェンダー氏と共に、ロバート・パーカーに「葡萄栽培の桃源郷」と言わしめたプリチャード・ヒルにあるナンバー・ナイン・エステートにて究極の優美さを目指したワインを紡ぎ出す。
オーナー・アン・コルギン女史と夫のジョー・ウェンダー氏が、2002年にはブルゴーニュ・ボーヌの伝統あるメゾン・カミーユ・ジローを買収し、オールド・ファッションのメゾンに、有望な醸造家・ダヴィッド・クロワ氏(Domaine des Croix)を配し、近代的な設備を導入。
昔ながらの個性を保ちつつ、現代にあったメゾンに復活させている。
二人のワインに対する情熱は留まるところを知らず、最高品質のワインを造ることに真摯な姿勢を貫き続けている。
2017 年にルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーグループの傘下に入り、夫妻は 40%の株を保有し続け、体制はそのままに資金力のバックとラグジュアリー・ブランドの名声を得る事となった。
※インポーター資料より引用