■商品について
2006年が初ヴィンテージの、ドイツ語で「純粋な源」の名を持つ「クェラ」。
ボンドが持つ「5つの畑」の中でブドウが一番早く熟す畑。
潮風・オレンジの花・磁石のアロマとハーブのニュアンスが表れる1本です。
【テイスティング・ノート】
特徴である鮮やかで生き生きとした青系ベリーと石のようなミネラル感が香りたち、味わいは軽やかながら複雑な奥行きを見せる。
果実はしっかりと凝縮し口中に広がる統制の取れたタンニンは、デリケートながら大きくジャンプするかのように広く拡散していく。
余韻には継ぎ目がなく調和のとれた振動が長く続いていく。
ボルドーに例えるとペサック・レオニャンのグラーブ(小石のある川床)。
Ch.オー・ブリオンの薫り高さと品格。
【オススメ料理】
青椒肉絲、赤身の牛ステーキ
【評価】
パーカーポイント:97~100点
(Wine Advocate Jan.2021 by Lisa Perrotti-Brown)
■ヴィンテージ情報
2018年は4月の初めに芽吹きがあり、開花・受粉は順調で豊作の予感をさせた。
初夏の色づきに至るまで厳しい適葉、適房を行い果実にエネルギーが行き届き、凝縮した果実になるよう十分な栽培管理を行った。
小石が混ざる古代の河底と火山灰が凝固した特徴ある土壌に育つ葡萄は、非常に良好な状態に生育し9月後半に収穫が始まった。
■ワイナリーについて
ナパ・ヴァレーで栽培されるカベルネ・ソーヴィニヨン品種で、様々なテロワールの違いを究極に表現したワインを造り出すことを目標に掲げている「ボンド」。
明確なヴィジョンを持ったオーナーの「ビル・ハーラン」が、ディレクターの「ボブ・レヴィー」とともに、20年以上のリース契約を結んだ5つの畑からワインを造りつづけています。
この5つの畑は25年をかけて、80以上の畑から慎重に選び抜かれたもの。
ビル・ハーランが目指しているものはブルゴーニュのグラン・クリュ・ワインと同品質・価値のワインを、品種をカベルネ・ソーヴィニヨンにかえて、ナパ・ヴァレーで造ることです。
「ボンド」ブランドのもと、同じ哲学・同じチーム・同じ水準で、5つのワインはそれぞれにナパ・ヴァレーの素晴らしいテロワールを鮮明に描きだしています。
各畑の所有者と時間をかけて信頼できる関係を築き、栽培管理に途方もない時間・労力・心血を注いでいる「ボンド」。
それぞれの畑の持ち味と特徴を解き明かし、栽培農家・チーム・顧客への信頼を担うことが今後の信念。
ボンドの女神のロゴに3つの言葉「FRIENDSHIP」「CHARACTER」「TRUST」が描かれています。
19世紀の銀行証券を現代風にアレンジしたボンドのラベルは信頼の証でもあるのです。
※インポーター資料より引用