■商品について
5大シャトーのなかでもエレガントで女性的と評される「シャトー・マルゴー」。
1855年の格付け当時から5大シャトーのトップを争う高貴なワイン。
テロワールならではの繊細さや魅力に満ちている「2013」。
若々しくエレガントで、凝縮した果実味を堪能できる1本です。
【テイスティング・コメント】
印象的な深みのある濃いブラックルビー色。
ラズベリーとコーヒーのニュアンスの魅惑的なノーズには、花々や魅力的なベリー類のアロマ。
力強く、良いウェイトと濃縮度を示しており、熟した果実味のしっかりとした核を持つ。
柔らかくしなやかでフレッシュ、しっかりとし融和したタンニンの、バランスに優れたワイン。
■ヴィンテージ情報
冬の終わりや春の気温が極めて低かったため、芽吹きは遅れ、開花期も平年より15日ほど遅く訪れました。
また、これらの時期はずっと降雨量も多かったため、開花はもどかしいテンポで進み、結実状況も厳しく、特にメルロ種はミルランダージュ(結実不良)が蔓延し、不結実も多く見受けられました。
後者の現象は、カベルネ種については被害がより少なかったと言えます。
ただ一挙に、2013年ヴィンテージは生産量が期待できない状況となってしまいました・・・。
幸いにも、夏の日照りのおかげでブドウの生育の遅れを幾分取り戻すことができ、色付き期は開花期ほど不揃いにはなりませんでした。
おそらく少量のブドウだったからこそ、生育の遅れを調整できたのでしょう。
9月初旬は、少ない収穫量とはいえ、素晴らしい状況でブドウが熟していくであろうと期待は高まりました。
9月は、比較的乾燥していると同時に雨量も多いという、不可解な天候でした。
頻繁な小雨は、大雨を誘発することなく、程よい雨量をやや上回る程度で収まりました。
9月末までは特に収穫に影響を及ぼす気象状況ではありませんでしたが、突如、灰色カビ病が進行したため、収穫開始を早めました。
とはいえ、最終的にはブドウの理想的熟度に達するのに1週間ほど足りない程度で、偉大なヴィンテージへの望みは絶たれたものの、すべての見込みが失われたわけではありませんでした。
白ワイン用ブドウ品種の収穫は9月19日から27日、赤ワイン用ブドウ品種の収穫は9月30日から10月11日にかけて行われました。
※公式サイトより引用
■原産地呼称
AOC. MARGAUX(マルゴー)