■商品について
5大シャトーのなかでもエレガントで女性的と評される「シャトー・マルゴー」。
1855年の格付け当時から5大シャトーのトップを争う高貴なワイン。
繊細さ・エレガンス・複雑さ・濃厚さ・濃密さ・長続きする味わいと香り。
そしてフレッシュさといった特徴が組み合わさった優れたワイン。
時が経つにつれ発達する、アロマの繊細さと複雑さ。
口の中に含むと傑出した味わいを楽しむことができる逸品です。
【テイスティング・コメント】
優れたみずみずしいアロマ。
赤果実の風味を含み、バニラや焙煎のノートが徐々に全体に溶け込み始め余韻にまで広がります。
たくましさがあり、タンニンもみずみずしく締まりがあって、それでいて粘性も感じる味わい。
クラシカルな印象を与える1998年は、異論なく長期熟成向きワインです。
【オススメ料理】
子羊のステーキ、牛フィレ肉の料理。
熟成したものは、ジビエや子羊、臓物などの料理と合う。
【評価】
ワイン・アドヴォケイト:91
※インポーター資料より引用
■原産地呼称 / 格付け
AOC. MARGAUX / 1級
■ヴィンテージ情報
発芽・開花・色づきの日々は、まさに平均的だった。
このヴィンテージの重要な出来事は、8月の並外れた暑さと乾燥。
このため早い時期に凝縮性の素晴らしいレベルを獲得することができた。
9月終わりの多量の雨は、重大な水っぽさを引き起こすには余りにも遅かった。
(9月24日の収穫)
※公式サイトより引用
■生産者について
~ マルゴーのトップに君臨するシャトー ~
ブドウ栽培が始まったのは16世紀頃と言われている「シャトー・マルゴー」。
1572年から1582年の10年間をかけて「ピエール・ドゥ・レストナック氏」が設備とブドウ畑を再構築。
17世紀末には、265haの土地を所有。
現在と同じくその1/3である80ha強でブドウ栽培が行われていました。
その後、シャトー・マルゴーの名声は徐々に高まっていきます。
18世紀には、在仏米国大使「トーマス・ジェファーソン氏」がシャトー・マルゴーを『最高級のワイン』と表現するほどでした。
しかし1789年、フランス革命が起こるとともに革命家たちによってシャトーの全てが国家財産としてオークションで売却され荒廃。
その後シャトー・マルゴーの所有者は転々としますが、そのような中でも1855年のメドック格付け時には「1級」に選出。
当時、2級シャトーの「2倍の値段」で取引されていたと言われています。
19世紀の様々な疫病・戦争の時代が過ぎ、1950年にジネステ一族が買収しますが作柄の厳しい年や不況の時代が続き、1977年に売却。
それを現在の所有者であるギリシャの実業家「メンツェロプロス一族」が購入。
惜しみない投資の下、排水・植え替え等の大掛かりな再構築が行われ見事シャトーは甦りました。
現在は、シャトーを購入した当時の「メンツェロプロス氏」の娘である「コリーヌ・メンツェロプロス女史」が経営を担っています。
※インポーター資料より引用