ジャンテ パンショ ジュヴレ シャンベルタン ヴィエイユ ヴィーニュ 2022 750ml 赤ワイン フランス ブルゴーニュ ミディアムボディ

商品について

ジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーにグラン・クリュ、プルミエ・クリュを所有し、果実味に溢れた美しいワインを生み出している、ジャンテ・パンショ。

多くの評論家・評価誌から高評価を獲得し、見つけたらすぐに買うべき造り手と評される生産者です。

こちらは古樹ならではの、様々な要素を感じさせる複雑味と凝縮感溢れる果実の旨味が魅力の赤ワイン。

凝縮度の高さがありながらも上品にまとまったその味わいを、この機会にぜひご堪能ください。

産地「ジュヴレ・シャンベルタン」について

ブルゴーニュ随一の鮮烈で堅牢なワインを生む銘醸地、ジュヴレ・シャンベルタン。

「ブルゴーニュの王」「王者のワイン」と呼ばれ、ナポレオンが愛した銘醸畑「シャンベルタン（特級畑）」があることでも有名です。

世界的に有名な畑がずらりと並ぶ「グラン・クリュ街道」の一番北にあり、ブルゴーニュ地方で最多の9つの特級畑を擁するアペラシオン。

ピノ・ノワール種から造られる赤ワインは、しっかりとしたタンニンと果実の凝縮感を感じながらも、きちんと酸味とミネラル感のメリハリがある、気品を持ち、ブルゴーニュ随一の鮮烈で堅牢なワインを生みます。

栽培と醸造

ジュヴレ・シャンベルタンの北側、ブロション村寄りにある畑の17の区画から収穫されたブドウから造られた1本。

同生産者のジュヴレ・シャンベルタンは樹齢50年未満のブドウから造られているのに対し、こちらのジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュは樹齢50年以上のブドウから造られています。

木樽で発酵し、瓶詰め前に軽く濾過。通常のジュヴレ・シャンベルタンと同様、新樽率約30%の木樽にて18カ月間熟成されます。

筋肉質で厚みのある味わいで、熟成にも期待できる1本です。

テイスティング・コメント

外観は濃いめのルビーレッド。ブラックベリーや熟したイチゴ、チェリーなどの赤黒系果実のアロマに、バニラやサンザシのニュアンスが華やかに広がります。

口に含むと、シャープな酸味と果実の生き生きとした味わいが感じられ凝縮した印象で、しなやかなタンニンと程よい苦みがあり、複雑味を持った余韻が形成されています。

果実の凝縮感と古樹のブドウ由来の複雑味や奥行きある風味のコンビネーションが素晴らしい1本です。

飲み頃温度

13〜16℃

オススメ料理

赤身マグロの刺身や漬け、トリュフ風味のオムレツ、牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、エポワスのようなウォッシュチーズ、などと良く合います。

ドメーヌ「ジャンテ・パンショ」について

世界中のワインラヴァーを魅了するブルゴーニュ。ジャンテ・パンショは、ジュヴレ・シャンベルタンに本拠を構える、創業1954年の名門ドメーヌです。

親子二代、情熱の職人たち

ドメーヌを率いるのは、2代目当主ヴァンサン・ジャンテ氏と、2006年に加わった息子ファビアン氏です。

【ヴァンサン氏】

1982年に継承して以来、ヴィニュロン（ブドウ農家）として確かな腕を磨いてきました。

【ファビアン氏】

伝統的な醸造法を受け継ぎつつ、2014年に温度管理機能付きの木製発酵槽へ切り替えるなど設備改良にも積極的で、ヴィンテージ毎に細部を調整し更なる味わいを追求しています。

実は、ヴァンサン氏もファビアン氏もワイン造りの傍ら消防士も務めた経歴を持つという、情熱的で個性的な人物。

その男気あふれる個性とは裏腹に、ブドウ栽培とワイン造りにおいては、ひたすらに丁寧で、愚直なまでに純粋な果実味を追い求めています。

古樹が織りなす「凝縮感」と「複雑さ」

ジャンテ・パンショのワインの最大の魅力は、畑に宿るブドウの樹齢の高さに由来します。

この古樹の力が、他に類を見ない凝縮した果実味と複雑さを生み出します。

【驚異的な樹齢：ヴィエイユ・ヴィーニュの力】

所有する畑の樹々は総じて樹齢が高いことが特徴で、アン・シャンなど1903年に植えられた樹齢100年をも超えるという貴重な区画も所有。

また、ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュは、およそ樹齢60年以上のブドウを使用しているため、凝縮感のある豊かな果実味をお楽しみいただけます。

【古樹の凝縮感を支える徹底した仕事】

古樹の個性を最大限に活かすため、栽培から醸造まで限りなく繊細な作業が行われています。

栽培においては環境に配慮したリュット・レゾネを実践し、収穫時と醸造所での二度にわたる厳格な選果を徹底。

醸造では、果実のフルーティーでデリケートな味わいを抽出させるため、基本的に100%除梗。

さらに低温マセラシオンを行い、果実味を主役としたスタイルを完成させます。

凝縮感の秘訣：幻のクローン「ピノ・ファン」

彼らのワインのスタイルに不可欠なのが、ピノ・ノワールの小さな亜種である「ピノ・ファン（Pinot Fin）」への並々ならぬこだわりです。

【類稀な凝縮感】

「Fin（ファン）」とはフランス語で「小さい」を意味します。果実が小さいため収量は減るものの、果皮の割合が多くなることで、より凝縮感と風味豊かなワインを造り出すことができます。

【守り抜かれた伝統】

かつて収量を重視する潮流の中で多くの畑で引き抜かれたピノ・ファンを、ジャンテ・パンショは創業当時から大切に守り育ててきました。

彼らのワインは、情熱的な職人気質の造り手による限りなく丁寧な仕事と、古樹が持つ深遠な力が融合した、ブルゴーニュの真髄を体現する逸品です。

原産地呼称・格付

原産地呼称

AOC. GEVREY CHAMBERTIN（ジュヴレ・シャンベルタン）

格付

村名（ヴィラージュ）