ポールクルーバー エステート シャルドネ 2021 750ml 白ワイン 南アフリカ エルギン 辛口

■商品について
ポールクルーバーは、家族経営でワイン造りを行っているワイナリーです。

オーナーのポールクルーバー氏は、「徹底した質にこだわるワイン造り」をコンセプトにワイン造りの工程は、ひとつひとつ丁寧な手作業で行われています。

ワインの熟成に使用するオーク樽は、フランスの5社から取り寄せ、それぞれの特徴を活かし、組み合わせることによってワインに複雑みも表現するほどのこだわり様です。

■ワイナリーについて
ポールクルーバー・ワイナリーは、南アフリカ・ケープタウン周辺では平均気温が最も低いエルギン地区にあります。

ここは、フランス・ブルゴーニュ地方とほぼ同じ気候で涼しく、その為ワイン用のブドウがゆっくり成長し、良質のブドウが採れる地域として知られています。

ワイナリーはエルギンのパイオニアとして「エルギン＝ブランド地区」にした立役者。

最近も「南アフリカで最も急速に伸びているワイナリーのトップ10」、「ベストバリュー・ワイナリーのトップ10」、「最もエキサイティングで大発見のトップ10」に選ばれました（Wine Report 2007 by Tom Stevenson）。

また、国際的に有名なワイン評論家ジャンシス・ロビンソン氏からも「南アフリカの優秀なワイナリー」として高い評価を得ています。

人・自然・地域との共生
ポールクルーバー氏は、1990年代に入ってアパルトヘイト（人種差別政策）が廃止されると、所有する果樹園やワイナリーの黒人労働者、その地域の住民達の生活向上を目的としたタンディ・プロジェクト（タンディとは、アフリカ系コーサ人の言葉で「愛」を意味します）を提案し、オリジナルブランドのワイン「タンディ」を生産しました。

その販売利益により、彼らの住む地域の生活環境を改善して行くことを目指しています。

今では、そのタンディ・ワインも国際的にも高く評価され、タンディ・スタッフも自分の仕事に誇りを持てるようになりました。

こうしたポールクルーバーのユニークな企画とプロジェクトは、今では南アフリカ国内だけにとどまらず世界からも注目されています。

■このワインについて
冷やし気味でフレッシュに飲むのも、温度を上げてやや濃厚な味わいで楽しむのもオススメの、温度によって様々に表情を変えることが出来るワインです。

栽培
畑の標高は280〜350m。
古いものは1987年に植樹、若い木は2016年に植樹。
樹齢2〜31年。
土壌はボックヴェルドシェール（頁岩）で下には粘土の層があり、斜面は東向き、南東向き、南南西向きの斜面。

醸造
収穫後、フレンチオークに入れて天然発酵、新樽は33%、他は2年目、3年目、4年目の樽を使用。

全体の38%をマロラクティック発酵、他はフレッシュさと酸をキープするためMLFは行わず、澱が入ったまま9か月熟成。

評価
Tim Atkin 2022 Report：93

テイスティング・コメント
レモン、ライム、グレープフルーツなどの柑橘類、ストーンフルーツ、花やヴァニラ、アーモンドフレーク、オーク樽の風味。

フレッシュで豊かな酸、ミネラル、程よく濃厚でクリーミー。
エルギンらしいしっかりした酸が豊かな果実味を包み込み、オークの風味も含めて素晴らしいバランスを保っています。

中盤から後半にかけて何層にも感じられる複雑味もあり、エレガントで洗練された美しいシャルドネです。

飲み頃温度
8〜12℃

オススメ料理
温野菜のバーニャカウダ
サーモンクリームのファルファッレ
白身魚のムニエル レモンバターソース
グリュイエール（ハードチーズ）

※インポーター資料より引用