ドメーヌ・ミシェル・ノエラ|ヴォーヌ・ロマネの地に根差した家族経営ドメーヌ
世界中のワイン商やソムリエが集うブルゴーニュ最大級の試飲会「グランジュール・ド・ブルゴーニュ」の2016年大会において、錚々たる名門が顔を揃えるヴォーヌ・ロマネ会場で一際大きな輝きを放つワインを出展していたのがドメーヌ・ミシェル・ノエラです。
19世紀に創業したフェリックス・ノエラから始まり、エルネスト、アンリ、ミシェルへと受け継がれてきた歴史があり、1989年にはミシェル氏の後を継いだアランとジャン・マルクが「ドメーヌ・ミシェル・ノエラ」を立ち上げ、畑を拡大しながら伝統を守り抜いてきました。
現在は全体の運営を統括するアラン氏のもと、6世代目となるソフィーとセバスチャンが加わり、家族全員で力を合わせたワイン造りを行っています。
その一角を担うアランの娘ソフィーは2012年に参画し、国際ビジネスのMBAで培った語学力とマーケティング力を生かして、それまで英語スタッフがおらず限られていた海外輸出を一気に加速させました。
父アランと共にドメーヌの発展に貢献する彼女は、輸出市場の開拓に乗り出す一方で自らワインの醸造にも直接携わり、ブドウ栽培と醸造学を修めたジャン・マルクの息子セバスチャンが生産の要として畑仕事を一手に引き受けています。
こうして若き次世代の2人が互いを補い合いながら、ドメーヌの未来を力強く牽引する存在となったのです。

伝統技術と最新設備で追求するワイン造り
ドメーヌ・ミシェル・ノエラでは、数年から数十年の熟成に耐えうる、豊かで複雑な果実味とフィネスを備えたスタイルを目指しています。
年間を通して手入れを行い、除草をせず自然に任せる持続可能な栽培を実践するなかで、夏の土壌耕作に重点を置く一方、それ以外の時期は土地を休ませ、収穫前にはグリーンハーベストも行っているのが特徴。
ノエラ家は新技術への投資を積極的に進める一方で、収穫から瓶詰めに至る全工程を家族の手で行い、世代を超えて受け継がれてきた伝統を守り続けているのです。
【重力式セラーと最新設備が紡ぐ醸造の美学】
設備は大きく二つに分かれ、1980年にミシェル氏が重力式醸造のために掘削したフォンテーヌ通り沿いのアーチ型石造り熟成セラーに加え、2009年には国道74号線沿いに温度管理機能付きステンレスタンク40基を備える醸造ワイナリーを建設しました。
収穫期にはセバスチャン、ソフィー、アランの3人が判断を下し、スタッフやブドウ摘み人と手作業で収穫・選別を行ったうえで、果実が潰れないよう小さな容器で運搬し、すべて除梗して温度管理可能な密閉タンクへ投入。
赤ワインは3~4日間の低温マセラシオンを経て約18~20日間発酵させ、定期的なポンピングオーバーと4~5回のピジャージュを行いながら抽出を進めたのち、フレンチオーク樽(新樽率30~50%)で15~18ヶ月間熟成させて瓶詰め。
一方、白ワインは果汁を低温で清澄化させたのち、ステンレスタンク、または格式の高いアペラシオンであればオーク樽を用いて発酵させています。
※インポーターおよび公式情報を基に構成