プラネタ|イタリア南部シチリア島が誇る、世界的ワイナリー
シチリアワインの運命を変えた名門プラネタ
シチリアにおいて15世紀・17世代にわたり農業を行い、300年前からブドウ栽培に携わる名門プラネタ家。
1985年、当主ディエゴ・プラネタ氏を中心に設立されたプラネタ社の歩みは、勇気と努力の結晶であり、伝統と革新の融合そのものです。
【伝説のシャルドネ誕生】
創業当時はディエゴ氏の指導と保護のもと、20代のアレッシオ・プラネタ氏がディエゴ氏の娘フランチェスカ氏や弟のサンティ氏ら同世代の家族を牽引し、500年続く農業の主軸に「ワイン造り」を据えるという全く新しいプロジェクトへ着手しました。
1994年に最初の拠点となるウルモ・ワイナリーをシチリア南西部のメンフィに創設したことから、国際品種のポテンシャル追求と土着品種の調査・研究を経て各テロワールを反映した最高品質を造り出せる「聖地」を探す“シチリアを巡る旅”が始まります。
その翌年、シチリアワインの価値を根底から変えるファーストヴィンテージ「シャルドネ」が誕生します。
これは、醸造学校を経てブルゴーニュから夢を抱いて帰郷した若きアレッシオ氏が、オーストラリアの温暖な土地で長年同品種を手掛けていたピエモンテ州アルバ出身のカルロ・コリーノ氏と運命的な出会いを果たしたことがすべてのはじまりでした。
彼を師と仰いだアレッシオ氏は、シチリアのポテンシャルを世界に示すため、あえて国際品種のシャルドネで世界のワインと対等に戦う挑戦を開始し、1985年から始まった長い旅は多くの驚きと成功をもたらして今やシチリアワイン全体の運命を変えた象徴となっています。
アレッシオ氏が造り、フランチェスカ氏がマーケティングPRを担い、サンティ氏が売るというわずか20代の若者3人が世界に与えた強烈なインパクトと成功は、この先誰も成し遂げられない伝説として語り継がれています。
プラネタが巡ったシチリア5大テロワールとワイナリーの挑戦
プラネタ社の飽くなき探求はさらに続きます。
1997年には2つ目の土地として、シチリアで唯一のDOCG格付を持つ「チェラズオーロ・ディ・ヴィットリア」が存在する南部ヴィットリアに進出し、鉄分を多く含む赤い砂質土壌から非常に個性的なワインを生み出しました。
翌1998年には、3つ目の土地である最南端のノートに到着。
まるで運命に導かれるように「Buonivini(美味しいワイン)」と名付けられた、非常に暑く乾燥した眩しいほどに真っ白な石灰質土壌が広がるこの場所は、シチリアを代表する高貴な品種ネロ・ダーヴォラの原産地であり、ここで最高品質のワインを造ることを目標に掲げて始動しました。
2008年には、シチリアで唯一のアルプス気候であり極めて特徴的な火山性土壌が広がるエトナへの進出を果たします。
特に優良とされる北部斜面に12ヘクタールの土地を手に入れた後、現在ではトータル40ヘクタールまでブドウ畑を拡大しており、土着品種のネレッロ・マスカレーゼやカリカンテに加え、実験的なピノ・ノワールとリースリングを用いた先進的なワイン造りを行っています。
そして2011年、シチリアを巡る素晴らしい旅は最終地点であるカーポ・ミラッツォに到達しました。
海に突き出た非常に小さな土地には沖積土壌が広がっており、古代ローマ皇帝ユリウス・カエサルが愛したという記録が残るマメルティーノDOCや、この地に古くから存在する古代品種ノチェーラに特化した固有のワイン造りを展開しています。
これらワイン造りを行うメンフィ、ヴィットリア、ノート、エトナ、カーポ・ミラッツォのすべてが忘れがたいほどに美しく、「素晴らしいワインは美しい場所で造られる」という真理を私たちに強く印象付けています。
ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー受賞とプラネタのサステナブルな未来
これら情熱的な取り組みの成果として、醸造責任者でありCEOを務めるアレッシオ・プラネタ氏は、2023年度の「Wine Enthusiast」誌が主催する第24回ワイン・スター・アワードにおいて、イタリア人としては16年ぶり、史上4人目という快挙となる「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
アレッシオ氏は受賞に際し、かつて世界から遠く離れ孤立していた小さなメンフィの地域からすべてが始まり、ワインを通じて世界中を駆け巡ることで、品質だけでなく土地のメッセージを届けられたことへの深い感慨を表しています。
今日、世界中からプラネタやシチリアを訪れる多くのワイン旅行者がいることは本当に信じられないほどの喜びであり、ワインは全世界と競争し、比較する機会を与えてくれるかけがえのないものであると確信しています。
現在、プラネタ社はシチリアの5つのエリアに合計400ヘクタールのブドウ畑と7つのワイナリーを擁する大生産者へと成長を遂げ、シチリアワインの運命を変えた生産者として国内外から多大な尊敬と称賛を集めています。
その活動はワイン造りにとどまらず、高品質なDOPオリーブオイルの生産や、美食家たちが羨望の眼差しを向けるワイナリー併設のブティックホテルの運営など、多角的な「シチリア体験」を世界に向けて提供しています。
同社はシチリアに古くから残る手つかずの自然や美しい田園風景、精度高く守られた土着文化を大切にしながら、地球にやさしい持続可能なワイン造りを通して島の魅力を世界に発信することを使命としており、文化的・観光的活動を通じて地域全体の価値向上にも貢献しています。
さらに、シチリアを代表するリーダーとして他の生産者とも強固に協力し、島独自のサステナブル・プログラム「SOStain」を主導しながら、自然環境の保全と社会的責任を高い次元で両立させて美しい地球を次世代へと受け継ぐ活動に、今日も並々ならぬ情熱が注がれています。
※インポーター情報を基に構成