クリュッグ|1843年創業 世界最高峰のシャンパーニュメゾン
創業者ヨーゼフ・クリュッグの夢と不変の哲学
1843年、ヨーゼフ・クリュッグは「シャンパーニュの本質は歓びである」という信念のもと、メゾン・クリュッグを設立しました。
彼の夢は、気候に左右されず、毎年最高級のシャンパーニュを届けることでした。
彼は区画ごとのブドウの個性を細部まで観察し、膨大なリザーブワインのライブラリーを築くことで、初代「クリュッグ グランド・キュヴェ」を誕生させました。
1848年、ヨーゼフは自らの哲学をダークチェリー色の手帳に記します。
「優れた素材とテロワールなくして良いワインは生まれない。妥協はブランドを傷つける」という彼の言葉は、今もメゾンの指導哲学の基礎となっています。
【時代を超えて進化する型破りのスピリット】
ヨーゼフの精神は6世代にわたり継承されています。
1970年代、5代目のレミとアンリは、単一区画・単一品種・単一収穫年から造る「クリュッグ クロ・デュ・メニル(1979年誕生)」を発表。
また、収穫年の個性に縛られない「クリュッグ・ロゼ」を1983年に誕生させるなど、既存の概念を覆し続けてきました。
近年では、ボトルのストーリーを伝える「クリュッグiD(2011年)」や、創業者の夢の再現回数を示す「エディション・ナンバー(2016年)」を導入。最高醸造責任者ジュリー・カヴィルは、ヴィンテージの概念を超えた卓越性の追求を続けています。
クリュッグ シャンパンの醸造哲学|3つの柱が支えるクラフツマンシップ
メゾンは「区画ごとの個性を尊重し、序列をつけない」という哲学を貫いています。
【第1の柱:個性の尊重】
クリュッグの軸は「個性」にあります。
区画ごとに栽培・収穫を管理し、醸造時の介入を最小限に抑えることで、その土地ならではの特徴を保存します。
ワインは歴史ある小さなオーク樽で熟成されますが、樽は風味に影響を与えないニュートラルなものを使用します。
テイスティング委員会は、毎年約400種類(当年分250種、過去15年分のリザーブ150種)のワインを評価し、複雑な味わいの構成要素を見極めます。
【第2の柱:ブレンディングの極意】
収穫後、ジュリー・カヴィルと委員会は約5,000ものテイスティング・ノートを記録します。
「グランド・キュヴェ」の新作は、10年以上の異なる年から120種類以上のワインをブレンドし、シャンパーニュ地方の多様性を表現します。
また、味わいの最終調整であるドザージュ(補糖)についても、個性を変えず調和を際立たせるという確固たる信念に基づき、最適な量が決定されます。
【第3の柱:ゆるやかな時の流れ】
クリュッグにとって時間は強みです。
「グランド・キュヴェ」を造るには、10年以上の熟成を経たリザーブワインの使用を含め、実に20年以上の歳月を要します。
セラーでの熟成期間は最低7年ですが、ボトルのサイズ(マグナムやジェロボアム)に応じてさらに長い熟成期間を設けます。
また、10年以上熟成させる「ヴィンテージ」や、20年以上貯蔵され新たな表情を見せる「クリュッグ コレクション」など、時間がもたらす複雑さを尊重しています。
クリュッグ シャンパーニュの拠点|伝統と未来が交差する象徴的な場所
1843年以来、ランスを拠点としながら、その活動は世界中の「クリュッグ・アンバサダー」へと広がっています。
【クリュッグ・ファミリー・ハウス】
1868年以来の拠点で、2017年に改装。
地下には歴史的なセラーがあり、1階のテイスティングルームには「400本のワインの壁」を備えます。
【クリュッグのロッジ(2023年オープン)】
トレパイユ村の畑を見下ろす地に立つ、伝統的な建物を修復した施設。
ゲストがブドウ畑の中心でクラフツマンシップを体感できるおもてなしの空間です。
【最新鋭ワイナリー「Joseph」(2024年建設)】
アンボネの「クロ・ダンボネ」内に設立されたサステナブルなワイナリー。
全ての醸造工程を集約し、環境性能格付け「HQE」で最高評価を獲得。エネルギー消費を抑えつつ、周囲の景観と調和したデザインで、伝統と現代を繋ぐ架け橋となっています。
※公式サイトより引用