
伝統と革新のシャンパーニュ・メゾン
1760年に創業された最も歴史のあるシャンパーニュ・メゾンの一つ。
伝統と独自の専門知識、そしてシャンパーニュ造りへの深い愛情を持ち、最高品質のシャンパーニュの製造に情熱を注いできました。
その卓越した品質は世界中のワイン愛好家や専門家から高く評価されています。

英国王室御用達のシャンパーニュ
英国王室御用達のシャンパーニュとして一世紀以上も愛され続けており、ボトルにはその証である英国王室の紋章が刻まれています。
王室公式シャンパーニュの栄誉を授与されて以来、その称号を一度も失っていない唯一のメゾンです。
また、ウィンブルドン・テニストーナメントの公式シャンパーニュとしても長年にわたり選ばれ続けています。
生産者との強固な関係
ランソンは、長い歴史の中で何世代にもわたる生産者との深い関係を築いてきました。
これにより、高品質なブドウの供給を得ると同時に、品質管理に関わる密なコミュニケーションが可能になっています。
エルヴェ・ダンタン氏を含むランソンのチームが、栽培プロセス、品質管理、収穫管理のマネジメントに深くかかわっています。

グラン・クリュとプルミエ・クリュの高い比率
ランソンは、およそ100のクリュからの供給を受けていますが、グラン・クリュとプルミエ・クリュがその50%を占めています。
なんと、スタンダード・キュヴェでもグラン・クリュとプルミエ・クリュを50%使用しており、シャンパーニュでも屈指の高い比率を誇ります。
持続可能な栽培の推進
ランソンは、栽培家の持続可能なブドウ栽培(VDC/HEV認証)への移行を積極的に支援するため、共同組合を設立した初のシャンパーニュ・メゾンです。
専任の部門を通じて、技術設備や人的リソースに関する支援・アドバイスを提供し、さらに財政的な援助も行っています。
広大な地下セラーとヴィンテージコレクション
ランソンが有する4つのカーヴの最古のエリアは1880年に設立されました。
年間を通して温度12℃、湿度90%がキープされ、シャンパーニュの熟成に最適な環境が整っています。
全てのカーヴの長さを合わせると全長7km、容量は2,000万本にも及びます。
さらに、1904年まで遡るヴィンテージコレクションが保管されており、シャンパーニュ地方でも屈指の歴史を誇ります。

最新鋭の設備と醸造技術
55の単一区画別タンク
2014年に一新された醗酵ルームでは、グラン・クリュとプルミエ・クリュを中心に55ものクリュ別に管理されています。
これにより、より正確なブレンドと品質の向上、情報の透明化が可能になりました。
シェ・ボワ(木樽貯蔵庫)
2014年に導入された「シェ・ボワ」は、シャンパーニュでも最も美しい木樽貯蔵庫の一つとされています。
ランソンのリザーブワインの一部は最良のオーク樽で熟成され、クリーミーな質感を持つ仕上がりになります。
樽の産地やメーカーにもこだわり、
・セギュイ・モロー
・ラドゥー
・ヴィカード
の3つのメーカー、アルゴンヌ、モンターニュ・ド・ランス、ラリエの3つの森林の木を使用し、ワインに複雑さとポテンシャルを与えています。

ノン・マロラクティック製法による独自のスタイル
シャンパーニュでは通常、ブドウの酸を和らげるためにマロラクティック発酵が行われますが、ランソンではほとんど行われません。
(ノン・ヴィンテージ・シャンパーニュで最大25%/ヴィンテージ・シャンパーニュは0%)
この「ノン・マロラクティック製法」により、フレッシュさとピュアな果実味が際立つ、きりっとしたスタイルが生み出されます。
また、この製法により美しい酸が保持され、長期熟成にも適しています。

ワインメーカー エルヴェ・ダンタン氏
エルヴェ・ダンタン氏は、1965年にマルヌでワイン生産者の息子として生まれました。
ボルドー、アルザス、ブルゴーニュ、アメリカで経験を積み、1991年にはわずか25歳でシャンパーニュ・メゾンのワインメーカーに就任。
その後、シャンパーニュのワインメーカーとして22年のキャリアを積み、2013年よりランソンに在籍。
設備投資や新技術の導入を推進し、伝統を尊重しながらも進化を続けています。
彼の情熱は、フレッシュさと活力を兼ね備えたエレガントなワイン造りに注がれています。
これらの特性がランソンのシャンパーニュに独自の魅力をもたらし、贈り物や特別な瞬間を彩る一杯として高く評価されています。