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コート・デ・バール中部のヌーヴィル=シュル=セーヌ村にワイナリーを構えるピコネは注目すべき生産者の一人。当主のクレマンはアヴィーズで2年勉強したのちスイスで3年間栽培、醸造を学び、ブルゴーニュのティボー・リジェ・ベレールでも修行を重ね2009年に戻ってきました。2013年までネゴシアンにブドウを販売しており、2014年にワイナリーを創設した新しい生産者です。
ピコネは、2018年に発足した「Empreintes(アンプラント)」というバールの若い世代が集まったグループ所属しています。それぞれのワイナリーが土壌を解釈して造り上げるワインを伝えていくという目的で作られたこのグループはジャンシス・ロビンソンの目にも留まり、新たな試みをしているグループとして紹介されています。ピコネは2017年に最初のシャンパーニュをリリースした新しいワイナリーのため今はまだメディアに大きく取り上げられてはおらず、まさに掘り出し物の新規生産者といえます。コート・デ・バールの品質に世界中が関心を寄せている今日、ピコネにも注目が集まることは間違いありません。今後の活躍に目が離せない、絶対に手に入れるべき生産者の一人です。
クレマンはスイスやブルゴーニュでの学びを畑で実践し、最高品質のブドウ造りを目指しています。例えば、東向きの畑は50~80%の葉を取り除きブドウに朝日を浴びせるのに対し、西向きの畑は西日でブドウが焼けるのを防ぐために葉を残しています。また、収量を落とすことで糖と酸を凝縮させ、アルコール発酵はステンレスタンクのみで行い果実味をしっかりと保っています。一番搾りの果汁のみを用いることでよりフレッシュな酸を手に入れるようにしているため、マロラクティック発酵をしているにも関わらず高い酸が保持され、ピノ・ノワールのリッチな味わいの中にも張り、ミネラル、酸のバランスが取れたワインを造り出しています。
シャンパーニュ地方のブドウ栽培面積は全体で約34,000haですが、その内の4分の1は南部にあるコート・デ・バールが占めています。北部の主要産地であるモンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブランと約100km離れているため、気候や土壌、ブドウの植樹比率などが北部とは異なり、歩んできた歴史も北部のそれとは違っています。1908年にシャンパーニュの境界線が定められた時、北部の人々はコート・デ・バールをシャンパーニュとは認めず除外しました。南部の人々はこの決定に異議を唱え暴動を起こし、1911年にシャンパーニュとして認められるも「第2ゾーン」という扱いでした。その後1927年、シャンパーニュの原産地呼称ができた年に第2ゾーンというカテゴリはなくなり、北部と同等のシャンパーニュとして認められたのです。コート・デ・バールはもはや発展途上な地域ではなく、世界中のシャンパーニュ愛好家たちを惹きつける魅惑的な地へと変貌したのです。
※インポーター資料より引用
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