シャルトーニュ タイエ キュヴェ レ バール 2020 750ml 箱なし シャンパン フランス シャンパーニュ 辛口

商品について

シャルトーニュ・タイエが手掛ける、メルフィの集落の南に位置する単一畑「レ・ゾリゾー」からの特別なブラン・ド・ノワール。1961年植樹のピノ・ノワール100%で造られています。この区画は、砂質と粘土が混ざり、さらに鉄分が豊富な土壌を持つことが特徴で、その影響でワインに塩っぽさというユニークな個性を与えます。特に注目すべきは、ブドウの根が4m以上も深く張るという土壌構造で、これによりミネラルと複雑性が最大限に引き出されています。このメゾンの哲学とテロワールの力が凝縮された、力強くも繊細な一本です。

生産者について

シャルトーニュ・タイエ｜幻のグランクリュを復活させるレコルタン・マニピュラン

歴史あるシャンパーニュメゾンの挑戦

1683年創業のシャルトーニュ・タイエは、ランス北西のメルフィ村を拠点とする家族経営のレコルタン・マニピュラン(自社畑ブドウ使用の小規模生産者)です。18世紀、メルフィのブドウはヴェルズネイやアイなど現在のグランクリュ(最高級格付け)と同価格で取引されていましたが、2度の世界大戦で畑が壊滅。その栄光は失われました。

テロワール重視のシャンパーニュ造り

現当主アレクサンドル・シャルトーニュは、伝説的生産者ジャック・セロス(アヴィーズ)で修業後、2006年に帰郷。メルフィ最大の特徴である「土壌の多様性」に着目しました。砂質、砂岩、粘土、石灰岩が複雑に混在するこの土地は、ブルゴーニュのように区画ごとの個性が際立ちます。

革新的な栽培・醸造手法

• 除草剤不使用、馬耕による自然な土壌管理
• 土壌専門家クロード・ブルギニヨンによる科学的分析
• 18世紀からの家族日記を基にした優良区画の特定
• 収量を通常の半分以下(1本4房まで)に制限
• 土壌別に発酵容器を使い分け(ステンレス、コンクリート、バリック)

国際的評価と特徴

ミネラル感豊かでジューシーな果実味、長期熟成による複雑さが特徴。単一畑のシャンパーニュは国内外の評価誌で高評価を獲得し、世界中から注目を集めています。

このシャンパンについて

醸造

バリック9ヶ月熟成後、瓶熟42ヶ月以上

テイスティングコメント

熟した赤系果実(イチゴ、サクランボ)の凝縮したアロマに、スミレやスパイス、そして鉄分を思わせる塩味を伴う複雑なミネラルのニュアンスが重なり、力強い香りが広がります。口に含むと、ピノ・ノワール100%由来の厚みのある果実味と、凝縮したストラクチャーが感じられます。細かくクリーミーな泡が心地よく、塩味を帯びた独特のミネラル感が、果実味と見事に調和し、味わいに深みと複雑性を加えています。長期に渡って深く根を張るテロワールがもたらす、力強くも洗練された酸と、長い余韻が、このキュヴェの卓越したポテンシャルを示しています。

おすすめの料理

• 鴨肉のロースト
• 仔牛のロースト
• 豚肉のグリル
• エビやカニの料理

原産地呼称

AOP.シャンパーニュ