マルジリー ユランス エル ぺ エム ロット LPM 05 NV 750ml 箱なし エクストラ ブリュット シャンパン

商品について

シャンパーニュ最北端のエリア、マッシフ・ド・サンティエリーから程近いエルモンヴィルに位置するマルジリーが手掛ける、ムニエ100%のブラン・ド・ノワール「ユランス エル・ペ・エム ロット 05」。

畑があるマッシフ・ド・サンティエリー（サン・ティエリーの山塊）は、二つの風に晒される特殊なミクロ・クリマに恵まれ、低降雨量・低湿度という穏やかな条件が保たれています。

特に砂が豊富な土壌は水はけが良く、このムニエに、通常粘土質で重くなりがちなムニエとは対照的な、酸味と塩分を保った軽やかさを与えています。

多様な立地とミクロ・クリマの恩恵を受け、このテロワールの個性が最大限に表現された1本。

ドザージュ2.1g/Lという非常に低い数値（Extra Brut）がもたらす、張りのある輪郭が感じられる逸品です。

熟成

オーク樽（新樽8%以下）発酵、澱と共に11ヶ月熟成後、瓶熟18ヶ月。

ティスティング・コメント

贅沢なトパーズイエローの色調を湛え、きめ細かくクリーミーな泡が心地よく立ち昇ります。

ピノ・ムニエらしい熟したリンゴや白桃の豊かな果実のアロマをベースに、優美な金色に熟した柑橘類の芳醇さが感じられ、さらにブリオッシュやイーストといった熟成香に加え、清涼感のあるミネラルのニュアンスが重なります。

口に含むと、ムニエ100%でありながら、砂質土壌由来の軽やかでキレのある酸味と塩味が明確な骨格を形成し、ムニエの持つふくよかな果実味がこの爽快な味わいに深みを与えており、単調さを感じさせません。

フィニッシュにかけて、溢れ出るリコリス（リクオリス）のエッセンスやウッディなアニスのタッチの中から金色のスパイスがはっきりと現われ、ホワイトペッパーの刺激的なニュアンスが加わることで、この洗練されたワインをより一層複雑なものにしています。

余韻には、清涼感のあるミネラルと塩味を伴う、非常にドライでエレガントなフィニッシュが長く続きます。

飲み頃温度

8〜10℃

オススメ料理

鶏のクリーム煮や豚ロースのソテー、キノコのフリカッセ、熟成コンテなど、軽やかな旨味を持つ料理とよく寄り添います。

生産者情報

DOMAINE DE MARZILLY（ドメーヌ・ド・マルジリー）

シャンパーニュ地方最北端、マッシフ・ド・サンティエリーに根差すドメーヌ・ド・マルジリーは、若きベルギー人、マキシム・ユランスの情熱によって新たな歴史を刻んでいます。

2012年、彼は由緒あるシャトー・ド・マルジリーを入手。かつて廃墟の危機にあった建物と畑を見事に蘇らせ、この地のテロワールを尊重するワイン造りを始めました。

わずか3.8ヘクタールの畑では、ムニエを中心にシャルドネを栽培。有機農法（オーガニック）に加え、ビオディナミの理念を実践し、自然環境に最大限の敬意を払っています。

環境認証としてフランスのHVE3、VDC、そしてエコサートも取得していることが、その徹底した姿勢を証明しています。

シャトーの木材を用いた伝統的なコカール・プレスや、地元産オーク樽での発酵・熟成など、細部にわたるこだわりが詰まった醸造は、無濾過・無清澄で行われます。

天候と自然の流れを重視するその哲学のもと、マキシムは他に類を見ないシャンパーニュの新たな個性を探求し続けています。

その品質と独自性はすでに世界から熱い注目を集めています。2020年にはゴー・ミヨ誌による「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

また、2021年にはベタンヌ+ドゥソーヴ誌によって「ジーニアス・オブ・トゥモロー」に選出されるなど、華々しい評価を獲得しています。

この新進気鋭のワイナリーは、独自の砂質土壌と妥協なきアプローチを駆使し、飲む者を魅了する、真にエレガントなシャンパーニュを生み出し続けています。

テクニカル情報

生産者／蒸溜所名

ドメーヌ・ド・マルジリー

原産地呼称

AOP. CHAMPAGNE（シャンパーニュ）

甘辛度

（ドザージュ2.1g/L）極辛口