シャトー ピション ロングヴィル バロン 2020 750ml 赤ワイン フランス ボルドー フルボディ

力強くクリーミーでエレガントな味わいの果実味豊かな逸品

■商品について
1級の中でも最も男性的で荘厳なワインを生む「ラ・トゥール」に隣接する、1855年格付けにおいて二級に認定されたシャトー・ピション・バロン。

ポイヤックを牽引するワイナリーとして世界的に賞賛されており、由緒ある土地の最も古いブドウ樹からワインを生み出しています。

時を経るごとにその味わいを深めるそのワインは、口に含むと卓越したエレガンス、力強さ、そして並外れた余韻を感じさせ、セラーで40年以上熟成させることができます。

■シャトー・ピション・バロンについて
ピション家は中世まで遡る、ボルドーの歴史の中にも度々名前が現れる名家でした。

17世紀、ロングヴィル男爵ジャック・ド・ピションがブドウ園を造り、18世紀、ワイナリーの評判はラトゥールに比肩するまで高まりました。

1850年、畑は2つに分けられ、シャトー・ピション・バロンを受け継いだラウル・ド・ピション・ロングヴィルは、1851年に現在のシャトーを建設。

1987年にアクサ・ミレジムがシャトーを購入し、当時ランシュ・バージュの当主であったジャン＝ミッシェル・カーズの指揮のもと、畑とセラー、シャトーに大幅な改良が行われました。

カベルネ・ソーヴィニョン（62%）、メルロー（32%）、カベルネ・フラン（4%）、プティ・ヴェルド（2%）が植えられた73ヘクタールの広大な敷地は細やかに区画に分けられ、それぞれの区画の特性（土壌、樹齢、品種など）に合わせたケアが施されています。

テクニカル・ディレクター「ピエール・モンテギュ」
ピエール・モンテギュは、シャトー・ピション・バロンとシャトー・ピブランのテクニカル・ディレクターを36年間務めたジャン＝ルネ・マティニョンの引退に伴い、2022年5月に就任しました。

ピエールは2004年よりソーテルヌのシャトー・スデュイローのテクニカルディレクターを務めており、現在はシャトー・ピション・バロン、シャトー・ピブラン、シャトー・スデュイローの3つのワイナリーのテクニカルディレクターを務めています。

■このワインについて

ヴィンテージ情報
2020年は、記録的な雨の多い冬に始まり、その後は熱帯のような春が続きました。

土壌管理や、うどんこ病からブドウの木を守ることが重要でした。
その後、暖かく乾燥した天候により、記録的に早い開花を迎え、例年より2週間も早まり、最初の開花は5月9日から10日の間に確認され、開花は5月15日から25日の間に行われました。

6月末に雨が止み、7月中旬の熟し始めまで涼しく乾燥した天候が続きました。

最も早く熟すメルローの区画では、7月23日から25日の間にヴェレゾン（着色期）を迎え、その後は暖かく乾燥した条件の下で順調に進みました。

夏は干ばつと8月中旬までの散発的な熱波に見舞われましたが、雷雨によって過度の気温が下がり、メルローのブドウは膨らみ、晩熟のカベルネは収穫まで小ぶりなままでした。

収穫は例年より10日ほど早く始まり、メルローはほとんど晴天の下で、カベルネは雷雨の中で行われました。

メルローとカベルネはタンニンが多く、色が濃く、酸度と潜在アルコール度数は通常の範囲内でした。

熟成は8月後半を除いて、暑い天候の中で行われました。
8月12日から16日の間に、80〜120mmの雨を伴う様々な強度の雷雨がポイヤックを襲い、多くの場合、8月初旬に見られた水ストレスを解消しました。

メルローは再びこの雨の恩恵を受け、カベルネとは異なり、ブドウは急速に成長しました。

収穫
メルローの収穫は9月14日から22日にかけて行われ、その後、カベルネ・ソーヴィニヨンの収穫が9月22日から30日にかけて行われました。

エイジング
70%は新樽で、30%は1年使用した樽で18ヶ月間熟成。
・瓶詰め日：2022年6月13日

テイスティング・コメント
シャトー・ピション・バロン 2020は、非常に美しく濃いガーネット色を呈しています。

フレッシュで緻密、そして複雑な香りは、熟した赤系果実、スパイス、杉、そして鉛筆の芯を思わせます。

口に含むと、豊満なアタックとともに力強くクリーミーでエレガントな味わいが広がり、タンニンは絹のように滑らかでキレがあります。

フィニッシュは長く、果実味が豊かで、胡椒のようなスパイシーさが残ります。

飲み頃温度
16〜18℃

オススメ料理
マッシュルームとレンズ豆のソテー
オマール海老のポシェ 柑橘バターソース
鹿肉のロースト ペリグーソース
18ヶ月〜24ヶ月熟成のミモレット（ハードチーズ）

■原産地呼称
AOC. PAUILLAC（ポイヤック）

■格付
メドック 第2級格付

※インポーター資料より引用