商品について
「カリフォルニアで最も偉大なシャルドネ」の称号を確固たるものにした、オーベール・ワインズ。
年2回のリリースが即完売するほどの絶大な人気を誇り、マーカッシンやコングスガードと並び称されるカリフォルニア屈指の生産者です。
卓越した品質で世界中のワイン愛好家を魅了するこのワインは、メーリングリストを通じた販売が主となっており、市場流通が極めて少ない希少な逸品です。
2023年の「UV-SL シャルドネ」は、「2025年 Wine Spectator TOP100」にて堂々の第2位に輝いた、注目のヴィンテージです。
このワインは、生き生きとして魅力的なスタイルでありながら、長期熟成するポテンシャルと、すぐに楽しめる親しみやすさを見事に両立しています。
グラスの中で刻々と進化し、表情を変化させることから、生産者自身が「カメレオン」と呼ぶ、特別な個性を持っています。
気候、土壌、そしてUV-SLに植えられた希少なクローン種の組み合わせが、万華鏡のような、土地特有のニュアンスを深く複雑に織りなしています。
ヴィンテージ情報
早熟だった2022年ヴィンテージとは対照的に、2023年は穏やかで安定した生育シーズンとなりました。
冬に豊富な降雨があり土壌に水分が蓄えられ、春以降も理想的な気候が続き、夏の間に38℃を超えたのは僅か2日間のみでした。
ブドウのハングタイムは長くなり、秋に入っても完熟がじっくりと進んだ結果、糖度はゆるやかに上昇し、ブドウはフレッシュさを保ったまま凝縮感を増しました。
果皮は鮮やかな緑や黄色を帯び、見た目どおりの美しい風味がワインの仕上がりにも表れました。
2023年の秋、私たちは自然の恵みにただただ感嘆しました。
このヴィンテージのワインは記念すべき出来映えで、若いうちから際立った複雑さと奥行きを備え、長期熟成にも耐える魅力を持ち、セラーに並ぶ「宝石」のような存在になると確信しました。
畑情報:UV-SL ヴィンヤード
UVは、畑のオーナーであった故ユリシス・ヴァルデス(Ulysses Valdez)、SLは区画名、ストーツ・レーン(Stoetz Lane)の頭文字に由来します。
ユリシスはソノマを代表する栽培家の一人であり、2018年に49歳の若さで急逝しましたが、現在この畑は、ヴァルデス&サンズ・ヴィンヤード・マネジメント社によって管理されています。
ユリシスとマーク・オーベールは互いの才能を深く認め合う盟友であり、マークはユリシスの卓越した栽培管理能力を信頼し、その独立創業を出資によって支援しました。
UV-SLはオキシデンタルの町より北、ラシアン・リヴァー・ヴァレーの中央部西端に位置し、畑内をグリーン・ヴァレーの境界線が通り、海に近い為非常に涼しい地域に位置しています。
その品質の高さから多くの生産者がブドウを求め、この地区のピノ・ノワール優良畑と言われています。
区画により丘陵の高い部分は火山性土壌で、その他はローム質のゴールドリッジが散りばめられており、鉄の多い火山性土壌は強い個性の長期熟成に向くブドウを、ゴールド・リッジはリッチで肉感的なテクスチャーを持つブドウを生み出します。
オーベールの契約する区画には、そのユニークな土壌の特色を生かすように、オーベールが吟味したクローン・セレクションが植樹されており、収量は自然に絞られ、1エーカーあたり2トンほど。
UV-SLのブドウはそのテロワールの個性を十分表し、芯のしっかりとした高品質なオーベール・ワインができあがります。
評価
ザ・ワイン・インディペンデント:100
【by Lisa Perrotti-Brown, November 2024】
フレッシュなピンクグレープフルーツ、パイナップル、ピーチといった生き生きとしたアロマに始まり、スレートを思わせるミネラル感、アーモンドやホワイトペッパーのニュアンスが続く。
絹のように滑らかな味わいで、驚くほど長く深みのある余韻へとつながっていく。
テイスティング・コメント
熟したアプリコットや柑橘の砂糖漬けのようなニュアンスが感じられます。
また、ホワイトペッパーやサルサパリラ(甘草に似たスパイシーな香り)の心地よいスパイス感、そして甘美な花のアロマが特徴的で、これに太陽に照らされたスレート岩を思わせるミネラル感が複雑に交差しています。
味わいは活力に満ち、奥行きと複雑さがあり、この先10年~15年にわたって美しく熟成を続けるでしょう。
少しだけ靄がかかったように見えるのはノン・フイルターでうまみが削られていない証拠で、オーベールのこだわりを物語っています。
飲み頃温度
10~12℃
オススメ料理
樽熟成によるボリューム感と複雑味が、芳醇なトリュフを使った卵料理、オマール海老や帆立貝のムニエル、鶏肉や仔牛肉のクリーム煮、長期熟成のハードチーズといったリッチな料理と極上の相性を見せます。
生産者情報
AUBERT WINES(オーベール・ワインズ)
オーベールの設立は1999年。マーク・オーベールはピーター・マイケル、スローン、コルギン、ブライアント等綺羅星のごとき有名ワイナリーのコンサルタントを手掛けてきた凄腕です。
2010年についに自身の夢である醸造所を購入。現在は自身のワイナリーに専念し、カーネロス、ソノマ・コースト、ナパ・ヴァレーの9つの自社畑と契約畑からシャルドネとピノ・ノワールを造っています。
最高のブドウが育つシングル・ヴィンヤードに特化する哲学のもと、品質への徹底したこだわりを貫き生み出されるワインは、若いうちから魅力的でありながら10年以上の熟成にも耐えうる圧倒的なポテンシャルを持つと評されます。
アメリカ本国では、メーリングリストを通じた直接販売と厳選されたレストランへの出荷が主なため、入手困難な希少品として知られています。
特筆すべきは、ブドウ本来のピュアな旨みを最大限に引き出すため、ノン・フィルターで瓶詰めされる点。
微かに霞がかったその色合いは、まさに自然の恵みがそのまま瓶に閉じ込められた証です。