マルジリー ユランス エム 2018 750ml 箱なし エクストラ ブリュット シャンパン

商品について

シャンパーニュ最北端のエリア、マッシフ・ド・サンティエリーから程近いエルモンヴィルに位置するマルジリーが手掛ける稀少なミレジム（ヴィンテージ）のブラン・ド・ノワール「ユランス エム 2018」。

100%ムニエのみで仕立て上げられるこの特別なキュヴェは、ワイナリーの本拠地であるマルジリー（エルモンヴィル村）の中でも、最高のテロワールとして知られる単一区画「ル・トモワ（Le Thomois）」のブドウのみが用いられています。

シャトー・ド・マルジリーの裏手、理想的な東向き斜面に位置するこの区画は、この地のムニエが持つ「力強さ」と「フィネス（繊細なエレガンス）」を最大限に引き出します。

ムニエ、マルジリー、そしてミレジムの頭文字を冠した「エム（M）」の名にふさわしく、ムニエの鮮烈な個性が際立ち、テロワールのすべてが凝縮された特別な1本です。

熟成

205Lオーク樽発酵、澱と共に12ヶ月熟成後、瓶熟52ヶ月。

評価

• ヴィノス：94
• ジェームス・サックリング：93

ティスティング・コメント

熟したリンゴや洋ナシ、黄桃、アプリコットといった、ムニエ由来の豊かで凝縮感のある果実のアロマを核に持ちながら、アカシアの花のようなフラワリーで繊細なニュアンスが重なり複雑に香りが広がります。

さらに、ほんのりとしたブリオッシュ、ヘーゼルナッツ、そしてスモーキーなミネラルのニュアンスが加わり、香りに深みを与えています。

口に含むと、ムニエ100%のクリアでふくよかな果実味と凝縮感のある旨みが感じられ、冷涼感ある酸とミネラルが調和した力強いストラクチャーを形成しています。

非常に細かくクリーミーで心地よい泡と共に、熟した果実の旨みとフラワリーな要素が一体となった、エレガントで繊細な余韻が長く続くスタイルの1本です。

飲み頃温度

8〜10℃

オススメ料理

鶏肉のソテー、豚肉のリエットといった繊細な肉料理はもちろん、魚介の旨みを凝縮した鮭のムニエルや、芳醇なフォアグラのソテーといった豊かな味わいの料理と素晴らしい調和を見せます。

また、熟成による深みを持つウォッシュチーズと合わせて、食後のエレガントな余韻もお楽しみいただけます。

生産者情報

DOMAINE DE MARZILLY（ドメーヌ・ド・マルジリー）

シャンパーニュ地方最北端、マッシフ・ド・サンティエリーに根差すドメーヌ・ド・マルジリーは、若きベルギー人、マキシム・ユランスの情熱によって新たな歴史を刻んでいます。

2012年、彼は由緒あるシャトー・ド・マルジリーを入手。かつて廃墟の危機にあった建物と畑を見事に蘇らせ、この地のテロワールを尊重するワイン造りを始めました。

わずか3.8ヘクタールの畑では、ムニエを中心にシャルドネを栽培。有機農法（オーガニック）に加え、ビオディナミの理念を実践し、自然環境に最大限の敬意を払っています。

環境認証としてフランスのHVE3、VDC、そしてエコサートも取得していることが、その徹底した姿勢を証明しています。

シャトーの木材を用いた伝統的なコカール・プレスや、地元産オーク樽での発酵・熟成など、細部にわたるこだわりが詰まった醸造は、無濾過・無清澄で行われます。

天候と自然の流れを重視するその哲学のもと、マキシムは他に類を見ないシャンパーニュの新たな個性を探求し続けています。

その品質と独自性はすでに世界から熱い注目を集めています。2020年にはゴー・ミヨ誌による「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

また、2021年にはベタンヌ+ドゥソーヴ誌によって「ジーニアス・オブ・トゥモロー」に選出されるなど、華々しい評価を獲得しています。

この新進気鋭のワイナリーは、独自の砂質土壌と妥協なきアプローチを駆使し、飲む者を魅了する、真にエレガントなシャンパーニュを生み出し続けています。

テクニカル情報

生産者／蒸溜所名

ドメーヌ・ド・マルジリー

原産地呼称

AOP. CHAMPAGNE（シャンパーニュ）

甘辛度

（ドザージュ1.9g/L）極辛口