■商品について
ウェールズの言葉で、「愛=LOVE」を意味する名を持つ「カリアド」。
セント・ヘレナの市街地から西側にあたるマヤカマス山へのなだらかな斜面に位置するマドロナ・ランチ・ヴィンヤードが主体の赤ワイン。
石ころが多い、かっての川底の土壌で水捌けがよく、土や石のニュアンスが表れる。
魅力たっぷりで飲む人を惹きつけて離さない、ボルドースタイルの1本です。
【テイスティング・ノート】
味わいは、完全にクラッシクスタイルの外観を形成(これこそコルギンの代名詞たるものである)。
内包するものは、過剰なほどの鮮やかなアロマ、官能的なアタックが口中に広がり、非の打ち所のないバランスと他に例を見ないほどの長い余韻。
名前に負けない魅惑的なワインに仕上がっている。
【オススメ料理】
・ラムシャンクの煮込み、ポーターハウスステーキ
【評価】
Parker Point 96点
(Wine Advocate issue #245 end of Oct.2019 by Lisa Perrotti-Brown)
今すぐでもグラスから華やかな要素が飛び出し濃厚さと複雑さが楽しめる。
■ヴィンテージ情報
冬に平均降雨量の2倍の雨が降り十分な水を蓄えることが出来た。
4月下旬は順調な開花をうながし、5月下旬に暑い日が続いた為、実の成長に力を注ぐ。
夏は何回かの熱波があり、その影響で葡萄は房を小さく抑え、果実の凝縮を高めることに。
変化の激しい2017年はコルギンの栽培管理チームの力量が発揮され、キャノピー管理、灌漑、グリーンハーベスト(間引き)など様々な思慮深い判断を繰り返した。
収穫は全て寒い夜に行い、晴れた日が続いた9月中旬から10月6日の収穫完了まで急ピッチで行われ、山火事前に全ての収穫が終了。
今現在ワインはまだクローズ気味だが、コルギンらしい華やかな香り、フレッシュな果実の充実、土壌からくるミネラル感をコアに秘めている。
変化に飛んだ2017年の強みである自然な酸味、豊かな果実味、堅牢なタンニンは瓶内での長い進化を保証する資質を持っている。
■ワイナリーについて
オーナーのアン・コルギン女史は、1992 年コルギン・シュレイダー・セラーズを設立。
夫ジョー・ウェンダー氏と共に、ロバート・パーカーに「葡萄栽培の桃源郷」と言わしめたプリチャード・ヒルにあるナンバー・ナイン・エステートにて究極の優美さを目指したワインを紡ぎ出す。
オーナー・アン・コルギン女史と夫のジョー・ウェンダー氏が、2002年にはブルゴーニュ・ボーヌの伝統あるメゾン・カミーユ・ジローを買収し、オールド・ファッションのメゾンに、有望な醸造家・ダヴィッド・クロワ氏(Domaine des Croix)を配し、近代的な設備を導入。
昔ながらの個性を保ちつつ、現代にあったメゾンに復活させている。
二人のワインに対する情熱は留まるところを知らず、最高品質のワインを造ることに真摯な姿勢を貫き続けている。
2017 年にルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーグループの傘下に入り、夫妻は 40%の株を保有し続け、体制はそのままに資金力のバックとラグジュアリー・ブランドの名声を得る事となった。
※インポーター資料より引用