アルノー バイヨ ブルゴーニュ コート ドール シャルドネ 2023 750ml 白ワイン フランス ブルゴーニュ 辛口

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3つの村の個性が織りなす、豊かなハーモニー

■商品について
アルノー・バイヨがポマール、ヴォルネイ、ムルソーの3つの村に所有する合計0.9haの畑のブドウから造られるブルゴーニュ・コート・ドール・ブラン。
これらの畑は、それぞれ異なるテロワールの個性を持ち、そのブレンドによって複雑でバランスの取れた味わいを生み出しています。
手摘みで丁寧に収穫されたブドウは、天然酵母で発酵され、テロワールの個性を素直に表現しています。
2023年ヴィンテージは、日照に恵まれた年でありながらも、エレガントでフレッシュな酸が保たれており、上級キュヴェにも通じる、丁寧な造りが感じられる一本です。

醸造・熟成
バリック発酵、12ヶ月(新樽10%)熟成

■生産者情報
オーナー兼ワインメーカーのアルノー・バイヨ氏は、2013年にモンペリエ大学院でワインビジネスの修士号を取得したのち、本格的にワイン造りの世界に入りました。
長年ブルゴーニュで作られるワインの多様性に魅了されていたアルノー氏は、ユドロ・ノエラの孫娘である妻のロール氏と共に、1年間の準備期間を経て2014年にワイナリーを設立し、翌2015年にファースト・ヴィンテージを生産しました。
当初は100%買いブドウでの生産でしたが、銀行からの借り入れを利用しながら徐々に畑を購入して拡大し、現在は10haを所有しています。

畑作業、醸造、樽の選択、熟成期間の決定など、すべての工程に対して思慮深く取り組む彼の哲学は、「テロワールを感じられるワインを生産する一方で、ブルゴーニュワインの複雑性を尊重し、さらに促進していくこと」です。

栽培においては、2014年の設立時から一貫してオーガニック栽培にこだわり、一切の殺虫剤を使用していません。また、2030年頃を目標にビオディナミ農法の導入も検討しています。
設立当初は醸造施設を借りてワイン造りを行っていましたが、後に自らの醸造施設を新設し、目指すピュアなワインを造る環境を整えました。

発酵はSO2無添加で行い、白ワインではデブルバージュを行わず、赤ワインは短い醸し時間と軽めのルモンタージュ、ピジャージュを行うことで、ブドウの持つピュアな果実感を最大限に引き出しています。
赤・白ともに濾過は行わず、MLF後と瓶詰め時にのみ、一般的な使用量の40%程度に抑えた極めて少量のSO2を添加しています。

樽は名門メーカーであるFrançois Frères（フランソワ・フレール）社から大部分を購入していますが、少量の白ワイン用にはChassin（シャサン）社から、赤ワイン用にはCavin（カヴァン）社からも購入しています。
使用する樽は、ゆっくりとローストされ、軽い焼き目がつき、年輪の目幅が均一なものに限っています。

アルノー氏のワインは、パリのミシュラン2つ星レストラン「Guy Savoy（ギー・サヴォワ）」や、プロヴァンスの3つ星レストラン「La Vague d’Or（ラ・ヴァーグ・ドール）」など、多くの有名レストランで採用されており、国内外で高い評価を得ています。
コート・ドール全体を網羅する圧巻のラインナップでブルゴーニュを席巻する、まさに最注目のスター醸造家です。

■テイスティングコメント
新鮮なレモンや白い花、そしてナッツやハーブを思わせるアロマが立ち上ります。口に含むと、オート・コート・ド・ボーヌらしい生き生きとした酸が骨格をなし、シャープでミネラリーな味わいが全体を支配します。
2023年のヴィンテージらしい、ふくよかで凝縮感のある果実味が後からゆっくりと広がり、ドライな味わいながらも満足感のある飲みごたえがあります。
余韻にはミネラル感と香ばしいニュアンスが長く残り、清潔感のあるフィニッシュです。

■合わせるお料理
鶏肉のグリル
白身魚のポワレ
牡蠣のグラタン
豚肉の味噌漬け
きのこのソテー

■原産地呼称
AOPブルゴーニュ