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クロ・ペガス・ワイナリー Clos Pegase Winery

クロ・ペガス・ワイナリー|ナパ・バレーを代表する芸術的ワイン生産者

カリフォルニアのナパ・バレー北部に位置するクロ・ペガス・ワイナリーは、創業者ヤン・シュレム夫妻と建築家マイケル・グレイブスの当初のビジョンを尊重した綿密な修復を経て、芸術とワインの真の表現として再び息を吹き返しました。

象徴的なポルティコから、生まれ変わったテイスティングスペース、活気に満ちた新しいアートギャラリーに至るまで、あらゆる細部に美しさ、目的意識、そしてインスピレーションの新たな感覚が反映されています。

【名作建築が誕生するまで】
クロ・ペガスの創業者ヤン・シュレム夫妻がワイナリー建設を決めたとき、彼らは「ワインは喜び、啓発、そして驚きをもたらす芸術である」という信念を体現する、世界クラスの目的地となることを望んでいました。

ナパ・バレー北部の風光明媚な場所を選んだ後、夫妻は夢のワイナリーを設計してくれる先見性のある建築家を探し、サンフランシスコ近代美術館と協力して建築設計コンペのコンセプトを考案。

1984年5月に始まったこのコンペには96の設計チームが参加。
名誉ある審査員団が候補者を5人に絞り込み、最終的に建築家マイケル・グレイブスの設計を最優秀設計と発表したのです。

1987年に完成したクロ・ペガスは、グレイブスの設計によるポストモダン様式であり、現代建築と古代建築を融合させ、古代地中海文化へのオマージュを込めたデザインとなっています。

グレイブスは自身の作品の特徴を「ヨーロッパの祖先の記憶を呼び起こす」ものであり「時代を超越した感性」を備えていると表現し、選考委員会はこの設計が「ナパ・バレーならではのライフスタイルを体現している」と高く評価しました。

ナパ・バレーの建築美とワイン文化|クロ・ペガスの空間と評価

クロ・ペガスは、ワイナリーとそのすぐ後ろにある火山性の丘の上の住居から成り、かつてはシュレム一家が暮らしていました。

ワイナリー内には、息を呑むような洞窟劇場を含む2万平方フィートの洞窟があり、祝賀会や特別なイベントのためのドラマチックな舞台となっています。

【古代芸術とモダンが共鳴する空間設計】
受賞歴のあるマイケル・グレイブスが設計したワイナリーは、2本の巨大な柱に支えられた壮大なエントランスポーチを境界線として、南側の生産部門と北側の楽しむためのセクションを左右に隔てる独創的な構造を誇ります。

入り口となるポルティコ(柱廊付きの入口)の堂々とした柱と開放的な屋根は周囲の自然環境との融合を象徴しており、古代地中海建築を彷彿とさせる意匠がナパ・バレーのライフスタイルを体現しているとして、建築デザインコンペにおいても高く評価されました。

同様のレイアウトは火山性の丘に掘られた洞窟内にも貫かれ、厳密に管理された環境で樽を熟成させる南側に対し、北側の「洞窟劇場」や、夜のイルミネーションが幻想的な雰囲気を添える糸杉の中庭は、ライブパフォーマンスやディナーを通じて努力の成果を堪能するのに理想的な舞台を提供しています。

こうした美学の結実であるクロ・ペガスの成功は伝説的であり、パリのポンピドゥー・センターで開催された「シャトー・ボルドー展」にて、ニューヨーク・タイムズやフランス政府がボルドーのシャトーと比較紹介した唯一の外国ワイナリーとなりました。

ハウス・アンド・ガーデン誌が「二つの古代芸術を高みへ昇華させた」と称えるこの場所は、現在も全国紙から「巡礼の地」「アメリカ初のワインの記念碑」と評される、ワイン産地を訪れる人にとって外せない必見の地です。

名匠たちが認めた伝説を継ぐ醸造家・ロビン・アークハースト|ナパ・バレーで生まれる高品質ワイン

世界各地を巡り、8年連続で過酷な収穫を経験しながら数々の素晴らしい指導者に出会ったロビン・アークハーストが、ナパ・バレーを代表するワイナリー、クロ・ペガスのワイン醸造責任者に就任したのは2016年のことです。

スコットランドのエディンバラ大学で環境科学の学位を修めた彼の歩みは、当初の好奇心から深い情熱へと変わり、地元の先進的なレストランでのソムリエ職、さらにはロンドンの独立系ワイン商での実務を通じて、世界中のワインの選定や試飲の経験を積み上げていきました。

やがてワイン造りの農業的な側面をより深く追求したいという思いからニュージーランドへ移住し、リンカーン大学で栽培・醸造学の修士号を取得すると、マールボロでの収穫を経て、ブルゴーニュの名門「ドメーヌ・ルフレイヴ」やオーストラリアの「トゥー・ハンズ・ワイナリー」などで国際的な研鑽を続けます。

大きな転機は2009年、トゥー・ハンズのマイケル・トゥエルフトリーからの幸運な提案により、ナパ・バレーでトーマス・リバーズ・ブラウンと共に収穫作業員として働き、ハウエル・マウンテンにある「アウトポスト・ワインズ」のチームと協働したことです。

そこではトーマスの指導の下、シュレーダー・セラーズ、メイバック、リバーズ・マリーといった名高いワインの造り方を直接習得。

その収穫後、ニルス・ヴェンゲとマーク・カーターが共同設立したワイナリー兼カスタムクラッシュ・プロジェクト「エンヴィー・ワインズ」の生産チーム責任者に抜擢されました。
ロビンは4年間にわたり同所の醸造を牽引する傍ら、マイク・スミスと共に、高く評価されている「カーター・セラーズ」のアシスタント・ワインメーカーとしてその手腕を発揮しています。

ギターを弾き、サイクリングを楽しみ、ベイエリアの文化に親しむロビンの豊かな感性は、こうした名匠たちから受け継いだ伝統と融合し、クロ・ペガスの土地の個性を最大限に引き出した一瓶を形作っています。


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