モンジャール・ミュニュレ|継承される伝統と由緒ある家系
ブルゴーニュの中心部、荘厳なクロ・ド・ヴージョ城とニュイ・サン・ジョルジュ村に挟まれたヴォーヌ・ロマネ村。
この地は、世界で最もプレステージの高い畑を内包しています。
モンジャール家は、1620年頃からブドウの栽培を行う由緒ある家系であり、現在の当主ヴァンサン・モンジャール氏は、ワイン生産者としてその8代目にあたります。
現在では、約30haの畑を所有し、35の多岐にわたるアペラシオンを生産。
彼らのワインは、ヴォーヌ・ロマネのテロワールが持つ真のポテンシャルを表現し続けています。
【献身的な哲学:テロワールへの敬意】
ヴァンサン氏は日々畑とセラーで作業に取り組み、「栽培者や労働者と同じように、日々の作業に取り組んでいる」と語ります。
彼が最も注意を払うのは、それぞれのキュヴェ(ワイン)に、テロワールの特性、ニュアンスを自由に、存分に表現させることです。
ブドウの樹、果実、そしてワインの個性を尊重することにより、それぞれのテロワールの真価が発揮されます。
経験とノウハウが各年の品質を決定しますが、毎年異なる個性を持つワインが生まれることが彼らの最高の喜びであり、それを皆様が楽しむことが喜びだと語っています。
テロワールを映す卓越したキュヴェ
モンジャール・ミュニュレは、ヴォーヌ・ロマネ村を拠点に、コート・ドール屈指の銘醸畑を所有しています。
【グラン・クリュ(特級畑)】
コート・ドールの丘の中腹に位置し、石灰岩が堆積した土壌を持ちます。
常に高く安定した品質を誇り、数十年の熟成が可能なポテンシャルを秘めています。
【プルミエ・クリュ(一級畑)】
各村に数種類の一級畑があり、それぞれが固有の性格を備えています。
微細でデリケートなアロマとともに、その複雑な風味、バランス、品格が評価される、非常にレベルの高いワインです。
【村名ワイン】
土壌に泥灰岩や粘土をより多く含み、それぞれの土壌の特徴のある果実味や香りが高く、エレガントで繊細な風味を持ちます。
彼らの所有する畑の多くは斜面の中ほどに位置し、南東に面しています。
【厳格な栽培哲学】
栽培方法は伝統的な手法に基づき、畑の状況を細かく観察しながらリュット・レゾネ(減農薬農法)を実践しています。
化学肥料の使用を必要最低限に抑制する哲学を持ち、剪定を厳しく行って、常にINAO(フランス国立原産地名称研究所)の定める収穫量以下に抑えるように心がけています。
ヘクタールあたりの収穫量は、特級で30HL以下、村名ワインで40HL程度に厳しく制限されています。

醸造と熟成の精緻なプロセス
収穫は、ブドウがよく熟した状態を見極め、すべて手摘みで行われます。
醸造は、ヴァンサン氏の才能と最新の技術、そして伝統的な手法が融合する精密な作業です。
【赤ワインの醸造】
収穫後、選別台で入念な選別・洗浄を行い、完璧な果実のみを選り分けます。
除梗の程度は、茎の質と状態によって調整されます。
発酵前に温度を10℃に保ち、最低48時間、低温での漬け込み(低温浸漬)を行うことで、果実の持つアロマや色素を穏やかに抽出します。
発酵は自然にスタートし、その後は注意深く温度管理されます。
発酵期間中、伝統的な手法であるピジャージュ(櫂入れ)を毎日1~2回行い、成分の抽出を促します。
発酵期間は、通常10日から12日間続きます。穏やかな圧搾の後、ワインは地下の樽へと移されます。
新樽比率は、グラン・クリュで60~100%、プルミエ・クリュおよび村名ワインで30~50%です。樽に使われる樫材は、ヴァンサン氏自身がニエーヴルやアリエなどの優良産地から木目の細かいものを厳選し、18~26ヶ月乾燥させた材木を使用します。
樽熟の期間は、広域アペラシオンで14ヶ月、特級で18ヶ月にわたる厳格な管理体制のもとで熟成。澱引きの後、ACブルゴーニュランク以外はテロワールの個性を最大限に活かすため、ノンフィルター(無濾過)で瓶詰めされます。
【白ワインの醸造】
アリゴテとシャルドネはステンレスタンクで醸造・熟成されますが、オー・コート・ド・ニュイ、マルサネ・クロ・デュ・ロワは600Lの樽(ドゥミ・ミュイ)で約12日間発酵させた後、100%ドゥミ・ミュイで熟成されます。
マロラクティック発酵(乳酸発酵)の後、澱引き、瓶詰め前に低温にさらされ、清澄(コラージュ)は行わず、輝きを出すため軽いフィルターをかけて瓶詰めされます。
モンジャール・ミュニュレのワインは、伝統と最先端の知見、そしてテロワールへの限りない愛情から生まれています。
※インポーター資料より引用