オルネライア 2021 テヌータ デル オルネライア 750ml 赤ワイン イタリア トスカーナ フルボディ

■商品について
サッシカイアと人気を二分する偉大なるスーパータスカン「オルネライア」は、スーパータスカンの先駆けと言えるサッシカイアと並び、三大ボルゲリと称されています。

こちらは、トネリコの木（オルネロ）がたくさん（アイア）生えていた土地ということに由来するワイナリー名の「オルネライア」。

1985年にイタリア トスカーナ州ボルゲリで誕生したオルネッライアのフラッグシップワイン。

毎年メドック1級シャトー並みのスコアを獲得し、世界屈指のワインの一つとして、不動の評価を得ています。

フィネスと個性的なテクスチャーがあり、ボルドーブレンドで造られるワインの中に存在する地中海を思わせる風味が特徴的です。

■ワイナリーについて
イタリア、トスカーナ州ボルゲリに位置するテヌータ・デル・オルネライアは、1981年にアンティノリ家の当主の弟にあたる、ロドヴィコ・アンティノリ氏によって設立されました。

ロドヴィコ氏は、ワイナリー設立以前は、カリフォルニアでのワイン造りを考えていましたが、カリフォルニアワイン造りの重鎮アンドレア・チェリチェフ氏に出会い「ボルゲリは、ボルドー右岸ポムロルやサン・テミリオンの土壌に、カリフォルニアの気候を備えた素晴らしいテロワール」だと教えられたことをきっかけに、故郷ボルゲリに戻りオルネライアを設立したのです。

「品質を何よりも大切にしたワイン造り」を哲学とするオルネライアは、アンドレア・チェリチェフ氏の他に、フランスの天才醸造家と称されるミシェル・ロラン氏の協力を得るなどしてボルゲリのテロワールを最大限に生かしたワイン造りを行っていきました。

こうして生み出されるワインは、世界屈指のワインとしての地位を確立し、2005年からは、トスカーナの名門フレスコバルディ家が形成するテヌータ・ディ・トスカーナの傘下となっており、現在も世界中で高く評価されているのです。

ボルゲリについて
フィレンツェから車で2時間弱走った場所に位置する、ティレニア海と山に挟まれた地域。

同じトスカーナにある銘醸地、キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは異なる地中海性の温暖な気候が特徴です。

涼しい海風が夏の間中畑にそよぐことで暑さを和らげ、冬はボルゲリの丘が冷たい北風からブドウの木を守ってくれています。

また、ボルゲリは沖積土や火山性土および海底土が混じり合った独特の土壌を備えたエリア。

水はけと空気の循環が良く、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロといった国際品種の栽培に適しています。

■このワインについて
2021年のコンセプトは「ラ・プロボルチオーネ（調和）」。

ボルゲリの典型的なヴィンーテージを表現しています。
好天に恵まれ、雨も少なかったため、豊かで濃縮感があり、表現力豊かで、スケールの大きなワインに仕上がりました。

2021年の天候
2021年は、温かく雨の多い冬で始まり、土壌に十分な水分が溜まりました。

3月は乾燥した天候となり、4月の最初の2週間で芽吹きとなりました。
気温が少しずつ上昇し、降雨量も平年並みだったため、均一に生長し、5月末には理想的な状態で開花しました。

6月には完全に夏となり、気温は平年よりやや高く、雨はほとんど降らず、ヴェレゾンは、7月の最終週でした。

8月と9月は雨がほとんど降らず乾燥した天候が続きましたが、春に降った雨とワイナリーに特有の深い土壌により、ブドウの木が過度にウォーター・ストレスを受けることはありませんでした。

これにより、粒が小さく、濃縮度の高い品質のポテンシャルが並外れたブドウが育ったのです。

9月は暑い日が続き、雨も降らなかったことで、ブドウの品質のポテンシャルを最大限に引き出すため、「アラカルト」収穫をし、完熟した房を複数回に分けて選択的に摘みました。

黒ブドウは、ほとんど9月に収穫されました。
メルローは最初の2週間で終了し、その他の品種は9月13日に始まり、10月1日に終了しました。

醸造と熟成
ブドウは手摘みして、容量が15kgの小型コンテナーに入れて醸造所へ運びます。

除梗の前と後の2回、選果台の両側に職人が並び、健全なブドウを選別した後、柔らかく破砕します。

これまで、選果は人手に頼っていましたが、2016年からは、精度を上げるため、人手に加えて光化学選果台を導入しました。

ブドウは、品種ごと、区画ごとに分けて醸造します。
発酵にはステンレス・タンクとコンクリート・タンクを使い、26℃から30℃で1週間かけます。

その後、15日間マセレーションが行われ、合計で3週間、発酵槽に入れます。

マロラクティック発酵は、主に木樽を使い、木樽の比率は、新樽が70%、1年間使用した樽が30%です。

その後、ワインは、バリックに入れ、オルネッライアのセラーで18ヵ月間熟成し、12ヵ月熟成させた時点でワインをブレンドしてから樽に戻し、さらに6ヵ月、樽熟を続けます。

瓶詰め後、ボトルで12ヵ月間熟成させてから、市場に出荷します。

評価
ジェームス・サックリング：99
ワイン・アドヴォケイト：96

テイスティング・コメント
香りは、地中海の低木、ハーブ、糸杉の実、また、ブラックベリー、濃い色の果物の特徴的なアロマが広がります。

口に含むと、しっかりとしたタンニンが特徴的で、同時に、精緻でフィネスも感じます。

力強い余韻がいつまでも続き、香りのフレッシュさとエレガントさを感じさせます。

飲み頃温度
16〜18℃

オススメ料理
生ハムとルッコラのサラダ
パッパルデッレ ラグーソース
鴨のコンフィ
パルミジャーノ・レッジャーノ（ハードチーズ）

■原産地呼称
DOC. BOLGHERI SUPERIORE（ボルゲリ・スペリオーレ）

※インポーター資料より引用