カステッロ デラ サラ サン ジョヴァンニ デラ サラ 2023 アンティノリ 750ml 白ワイン イタリア ウンブリア 辛口

名門アンティノリが土着品種を活かして生み出す芳醇な白ワイン

■商品について
カステッロ・デラ・サラは、イタリアの名門アンティノリが所有する、ウンブリア州の美しい丘陵地に佇む、中世から続く城塞のワイナリー。

霧深い山間に位置するこの地は、昼夜の寒暖差が大きく、高品質なブドウ栽培に最適な環境です。

「イタリアの緑の心臓　ウンブリア」と称されている地でワイン造りに情熱を注ぎ、革新的な技術と伝統的な手法を融合させることで、唯一無二の味わいを生み出しています。

カステッロ・デラ・サラのワインは、エレガントで複雑なアロマ、豊かなミネラル、そして長い余韻が特徴です。

ぜひ、その卓越した品質をご堪能ください。

■カステッロ・デラ・サラについて
カステッロ・デラ・サラは、彼らのワインのラベルにもデザインされている城と、高さ30mの塔がシンボルのワイナリーです。

中世の面影を残すこの建物は、1300年代から近郊のオルヴィエートの街を統治してきたモナルデスキー家によって建設され、その土地と建物を1940年にアンティノリが購入し、ワイン造りを始めました。

カステッロ・デラ・サラが所有する500haという広大な敷地の中で、ブドウ畑は約170ha。

標高220〜470mの畑で、太古の昔は海だったことから化石などの堆積物と粘土質の多い土壌で、シャルドネやプロカニコ（トレッビアーノのクローン）、グレケットといった土着品種を中心に栽培しています。

特筆すべきは、冷蔵装置付きのベルトコンベアーを導入したこと。

選別されたブドウは、冷却されながら運ばれるため、ストラクチャーとアロマを保ったまま、仕込まれます。

このシステムは全ての白ワインの醸造に使用。
2007年に一新されたワイナリーに完備された醸造施設はグラヴィティ・システムを採用し、醸造工程が進むほど地下に行くという、自然の法則にしたがった最新のシステムが整えられています。

一方で、熟成はお城の30m下に位置する14世紀からその形を残す地下貯蔵庫にて行われており、新旧が見事に融合したワイナリーであると言えます。

産地「ウンブリア」について
ウンブリア州はイタリア半島のほぼ中心に位置し、イタリアで唯一海に面していない州。

半分以上が山岳地帯で渓谷も多く、「緑のウンブリア」と呼ばれるほど豊かな自然に恵まれています。

夏は暑く乾燥し、冬は寒いものの、適度な湿気がある地中海性の気候と、起伏の激しい地形というワイン造りに適した土地。

古代ローマ時代から州全域でブドウ栽培が盛んで、ローマ法王へワインを献上した歴史もあります。

ガンベロ・ロッソ ヴィニ・ディタリアの最高評価の常連である名品チェルヴァロ・デラ・サラが生まれる土地であるため白ワインのイメージが強い産地ですが、隣接するトスカーナに似た気候、地形であることから、実は赤・白ともにお買い得で優秀なワインがたくさん造られている産地です。

■このワインについて
こちらのサン・ジョヴァンニ・デラ・サラは、世界第4位にランクインしたチェルヴァロ・デラ・サラの妹的存在。

土着品種のグレケットとプロカニコを主体としたブレンドの、より土地の個性が色濃く現れた白ワイン。

「サン・ジョヴァンニ」とは、サラ城にある小さな教会に奉られているキリスト教の聖人の名に由来します。

徐々に香りが開いていくので、じっくりと味わいの変化をお楽しみいただくのもオススメ。

香り高く、コクがあり、後味は爽快と3拍子揃い、幅広い食事に合う仕上がりの1本です。

ヴィンテージ情報
2023年の栽培シーズンは全体的に涼しく、定期的な雨が降ったことで、ブドウの生育サイクルは順調でした。

冬は穏やかで雨が少なかった一方、春には平均を上回る降水量があり、地下水が補充されました。

春から夏の初めにかけての降雨は、ブドウの成熟を緩やかにしました。

7月後半から8月末にかけては気温が高く、昼夜の最適な寒暖差があったため、ブドウは正常かつ緩やかに成熟していきました。

ブドウの収穫は昨年より約7日遅れて始まり、グレケット、ヴィオニエ、ピノ・ビアンコは8月最終週に、プロカニコは9月中旬に収穫されました。

醸造
ブドウは醸造所に運ばれ、それぞれの品種の特性を最大限に引き出すため、個別に発酵されました。

一部の果汁は、10℃に管理された温度で約6時間、果皮と共に低温浸漬された後、優しく圧搾された他の果汁とブレンドされました。

このブレンドされた果汁は、その後、温度管理されたステンレススティールタンクに移され、16℃の温度でアルコール発酵が行われました。

ワインは、その骨格、エレガンス、そしてミネラル感を高めるため、最終的なブレンドと瓶詰めまで数ヶ月間、澱と共に熟成されました。

テイスティング・コメント
色は淡い緑がかった麦わら色。
香りはフローラルなノートに加え、特に桃やパイナップルのような熟した果実のヒントが感じられます。

口に含むと、豊かでバランスが取れており、優れたフレッシュさによって長く余韻が保たれる、エレガントな印象のワインです。

飲み頃温度
8〜12℃

オススメ料理
鯛の昆布締めや塩釜焼き、魚介や旬野菜のトマトソースパスタ、鶏肉や豚肉のハーブグリル、フレッシュなシェーブルチーズ、などと良く合います。

■原産地呼称
DOC. ORVIETO（オルヴィエート）

※インポーター資料より引用