コングスガード シラー ナパ ヴァレー 2023 750ml 赤ワイン アメリカ カリフォルニア ミディアムボディ

北ローヌを彷彿とさせる、カリフォルニア・ベスト・シラー

■商品について
カリフォルニアワインの常識を打ち破り、世界中のワイン愛好家から熱狂的な支持を集めるカルトワインの最高峰、コングスガード。

生産量は極めて少なく、リリースと同時に世界中で争奪戦となる、まさに「幻のワイン」です。

陽光溢れるナパ・ヴァレーという地で生まれながら、そのワインは驚くほど深遠なミネラル感と複雑性に溢れ、偉大なブルゴーニュの特級畑を思わせる深遠な美しさを持ちます。

この類まれなるワインの造り手の情熱と、ナパのテロワールが織りなす「奇跡の雫」を、ぜひこの機会にご堪能ください。

■コングスガードについて
カリフォルニア・シャルドネの「5本指」に必ず名を連ねるコングスガード。

そのカルト的な地位は、設立者ジョン・コングスガードの類稀なる哲学と、一切の妥協を許さないワイン造りによって築かれました。

伝説の始まり
若き日にクラシック音楽家を目指したジョンは、ナパ・ヴァレーに5世代続く家業（土地に根差した農業）を継ぐことを決断。

その道筋を変えたのは、伝説的なワインメーカー、アンドレ・チェリチェフからの助言でした。

チェリチェフは、ナパ市街を見下ろす岩だらけで風通しの良い荒れた丘（クームスヴィル）を見て「絶対無二のものが出来る」と断言。

ジョンはこの助言を受け、その地を開墾し、判事であった父に敬意を表して「ザ・ジャッジ・ヴィンヤード（The Judge Vineyard）」と名付けました。

この決断こそが、ナパ・ヴァレーにおける白ワインの歴史を塗り替える第一歩となります。

妥協なき品質への挑戦
1996年の初リリース以来、ジョン・コングスガードはカリフォルニアの常識を覆す手法を確立し、ひたすらに「最高の品質」を追求しています。

【唯一無二のブドウ調達】
自社畑に加え、ナパ最高の畑のオーナーたちと契約し、極端な「低収量」を条件にオーダーメイドでブドウを調達する手法をいち早く導入したパイオニアです。

【極限の自然派醸造】
天然酵母のみを使い、低温セラーで1年以上にも及ぶ超長期発酵を敢行。

さらに、ワインの個性を最大限に活かすノン・フィルター、ノン・ファイニング（人工的な清澄作業をしない）を徹底します。

これらの手法は、最新鋭の技術に頼らず、極めてリスクの高い「ほぼ手作業」で行われます。

ジョンの眼鏡にかなうブドウが出来なければ、そのワインは造られません。

満足のいくクオリティでなければ、年によって生産量が極端に変わることも厭いません。

こうして生みだされるワインは、自然によるのではなく「ジョン・コングスガードというフィルターを通して生まれる」と評される、極めて稀少で特別なカルトワイン。

その徹底した姿勢こそが、世界中の愛好家から熱狂的に支持される所以です。

■このワインについて
こちらのワインは、冷涼シラーの代名詞「ハドソン・シラー」をジョン・コングスガードが磨き上げた1本。

シガー、ビターチョコ、なめし皮、胡椒、クローヴ、炭、しっとりとした黒い土など第2次アロマが現れ、タンニンはソフトで、長い余韻がおだやかに続く、厳しいまでに硬く詰まった緊張感とリッチな果実味を併せ持っています。

1996年コングスガード設立以来、ハドソン・ヴィンヤーズの特別な区画のブドウで造り続けられている、他とは一線を画した特別なワインです。

かのロバート・パーカーは「北ローヌ、コート・ロティ〜エルミタージュを彷彿させるカリフォルニア・ベスト・シラー。」と、称賛しています。

ハドソン・ヴィンヤードについて
ハドソン・ヴィンヤードのオーナー・リー・ハドソンとジョン・コングスガードは、二人がUC Davisの学生時代からの長い付き合いであり、ジョンがニュートンのワインメーカーであった時には、今でこそよく言われる、重量でブドウを買うのではなく、契約面積に対してお金を払い低収量のブドウを得ることを始めたはしりでした。

実際にニュートン時代には5トン/エーカーを2.5トンまでに落としたといい、現在もヴィンテージ毎に綿密な打ち合わせの元、オーダーメイドでブドウを買い付けています。

そのやり方はハドソン・ヴィンヤードと他の多くのワインメーカーとの契約にも大きく影響し、現在のハドソン・ヴィンヤードの評価にも繋がっています。

ルイス、アリエッタ、トアー（ロック・シラー）、ベッドロックのモーガン・ピーターソンなどがトップ評価のシラーを造り、ハドソン・ヴィンヤード自身からもシラーをリリースしています。

【畑の特徴】
ナパ・ヴァレーは冷たいサンパブロ湾からの霧と冷気の影響を多く受ける南側が涼しく、ヴァレーの奥・北側へ行くほど暖かくなります。

冷涼な気候で知られるカーネロスで栽培されるシラーは、果実爆弾のようになってしまうナパ北やパソ・ロブレスのシラーと違い、またサンタ・バーバラで作られるシラーとも違う個性があります。

ハドソン・ヴィンヤードの南向き斜面から収量は 2.5t/エーカー（40hl/ha）とプレミアムワインの適正量。

ぎっちりと凝縮した果実は甘さではなくタンニンの緻密さがまとまり、よりスパイシーなハーブや胡椒のニュアンスが生み出されます。

秀逸な酸が全体を引き締めるのも大きな特徴です。

ジョン・コングスガードからの2023年ヴィンテージコメント
1996年のコングスガード創業以来、カーネロスにある0.8ヘクタールの全く同じ区画からシラーを造り続けている。

このリリースで27ヴィンテージになる、シラーは他に類を見ない個性を放ち、「ジャッジ」がカリフォルニアのシャルドネの中で際立っているのと同様にこのシラーも特別に際立っている。

まさに自然の力そのもののようだ。
もちろん、発酵や20か月にわたる熟成の過程で多くの醸造的決定を行なっていくが、この壮大で圧倒的な存在感は、私たちが手を加えられるものではない。

野性味あふれ、旨味豊かなシラーは、植物というより動物的で、他にはない特別な世界に存在するようだ。

是非鴨料理や、もっとワイルドなジビエ料理と合わせてお楽しみいただきたい。

飲み頃温度
15〜18℃

オススメ料理
ごぼうの和風肉団子、牛肉のオイスターソース炒め、ラム肉とナスのタジン、鹿肉や鴨肉のロースト、濃厚な味わいと塩気のブルーチーズ、などと良く合います。

■原産地呼称
AVA. NAPA VALLEY（ナパ・ヴァレー）

※インポーター資料より引用