ディディエ・アミオ
Didier Amiot
世界のワインラバーから有望視されている新生ドメーヌ
1975年に設立した名門ドメーヌ・ピエール・アミオは、看板クロ・ド・ラ・ロッシュをはじめとした約8haの魅力的な畑をモレ・サン・ドニ中心に所有しています。
ピエールには5人の子供達がおり、ドメーヌは1992年に長男のジャン・ルイに引き継がれました。
五男ディディエは主に栽培担当として長きにわたり兄と共にドメーヌを支えてきました。
兄弟の中で、次男クリスチャンは現在アミオ・セルヴェルを運営しています。
ディディエは2020年に畑を一部引き継ぎ、新たに自身の想いを100%表現できるドメーヌを設立する夢を果たしました。
引き継いだ約3.1haの畑は、グランクリュのクロ・ド・ラ・ロッシュの他、モレ・サン・ドニやジュヴレ・シャンベルタンのプルミエ・クリュなど非常に贅沢なラインナップです。
「テロワールの表情を感じられるワイン」を理想とし、2023年にはオーガニック認証を取得予定。
地表を有益な植物で覆い、土壌の浸食を防ぐカバークロップを採用し、ほとんどのキュヴェで無濾過・無清澄を実践するなど、自由に自らの理想のワインを追い求めています。
醸造コンサルタントはアミオ・セルヴェルと同様にピエール・ミレマンに依頼しています。
ピエールはDRCで10年以上コンサルタントを務めており、その豊かな経験を活かしてディディエの理想のワイン造りを支えています。
一部で全房を使用しており、その割合はキュヴェ毎に変えています。
発酵ではコンクリートタンクと木製発酵槽、ステンレスタンクを使い分け、熟成に関しても、新樽の比率を細かに変化させる徹底ぶりです。
「モレ・サン・ドニのテロワールは、しっかりしているがまろやかなタンニンとテクスチャーであると考えている。新樽や全房発酵の比率を調整したとしても、このモレ・サン・ドニの特徴が損なわれないように気を付けている。」とディディエは語ります。
スタートしたばかりの新星ドメーヌであるため、評価誌のコメントはおろか彼のワインに対する海外での反応も現時点でほとんど見つけることは困難ですが、間もなく世界中で評判となっていくでしょう。
※インポーター資料より引用