フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー|カリフォルニアワインに込めた巨匠の夢
カリフォルニアワインを代表する人気ワイナリー、フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー。映画界の巨匠フランシス・フォード・コッポラが手掛けるこのワイナリーでは、サステナブルなワイン造りと、ソノマ・カウンティの魅力を表現した多彩なワインが生み出されています。
物語は一つの夢から始まります。
6度のアカデミー賞受賞歴を誇る映画監督フランシス・フォード・コッポラ氏は、ワイン、料理、芸術、そして家族が喜びにあふれて一つになる、夢のような世界を思い描きました。
ナパ・ヴァレーで30年以上ワインビジネスに携わってきたコッポラ氏がソノマ・カウンティにあるシャトー・スーヴェランのワイナリーを購入したことから始まったこの歴史。
彼が抱くのは「全てのシーンに寄り添い、飲む人の人生に喜びをもたらすワインを届けたい」という熱い想い。
生み出されるワインには、デイリーからプレミアムなワインまで、映画とワインを愛するコッポラ氏のオリジナルストーリーが込められています。
【伝説の完全復活】
ゴッドファーザーなど数々の名作で知られ、数多くの受賞歴を誇る映画界の巨匠、フランシス・フォード・コッポラ監督。
彼は、カリフォルニアの伝説的ワイナリーであるイングルヌックを設立したグスタフ・ニーバム氏の邸宅と土地の一部を1975年に購入したことから、ワインビジネスに深く関わることとなりました。
当時経済的事情からその輝きを失っていたイングルヌックですが、コッポラ氏は購入した土地に遺産とも言える畑を発見したことから、その名声を復活させることを誓い、ワイナリーを設立。
その後約40年かけて、バラバラになっていた土地を購入し、イングルヌックの商標権を取得し、ワイナリーを完全復活させ、今やオーパス・ワンやドミナスなどと並ぶ高い地位を揺るぎないものとしました。
さらに彼が「大人から子供まで楽しめるワインワンダーランド」として構想したこの地は、2008年からの改修を経て2010年にオープン。
新装されたテイスティングルームや博物館、レストラン、プールを併設した現地は、あらゆる年齢層が一日中満喫できる、巨匠の理想とアイディアが詰まったテーマパークのような仕上がりとなりました。

サステナブルなカリフォルニアワイン造りへの取り組み
ワイナリーがワイン造りを行うカリフォルニアは、アメリカ最大の総生産量約80%を世に送り出す巨大な産地であり、恵まれた日照や独自の気候、地勢によって多種多様なブドウ品種の栽培が可能です。
約1300kmにも及ぶ起伏に富んだ海岸線を有し、太平洋岸を流れる水温の低いカリフォルニア海流の影響によって海に近いほど冷涼で内陸に行くほど暑く乾燥した気候を見せるこの地では、コッポラ氏の「今よりも良い地球環境を後世に残したい」という強い願いから、環境に配慮したワイン造りが実践されています。
その取り組みは徹底しており、使用するエネルギーの36%が再生可能エネルギーで賄われるほか、生物多様性保持のためにバードハウスや養蜂箱、被覆作物を積極的に活用。
さらに畑では、空中写真によるブドウ樹の色付き観察や土壌調査、点滴灌漑などを組み合わせることで水資源の活用を極限まで効率化しているうえ、灌漑にはリサイクル・リユースされた水を用いるこだわりようです。
こうした生態系を保護するための土壌改善など様々な試みが実を結び、2012年にはカリフォルニア・サステナブル・ワイングローイング・アライアンスのサステナブル認証(CCSW)を取得し、現在では150を超える栽培農家と長期的な関係を築きながら認証の取得を支援するなど、携わる人々や環境に対する高い意識が世界中から称賛を集めています。
【多彩なラインナップと確かな評価】
フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーのワインには、映画とワインを愛するコッポラ氏のオリジナルストーリーが込められています。
そのラインナップは、「これぞカリフォルニアのワインメイキング」と誇るフラッグシップ「ダイヤモンド・コレクション」をはじめ、ソノマの特性を造り手が考える最高の方法で表現した「ディレクターズ・カット」、日常に喜びや愉しみをもたらすデイリーワイン「ロッソ&ビアンコ」など、コンセプトから価格までバラエティ豊か。
この地の幅広く奥深いポテンシャルを活かし、人々の日常を豊かに彩るワインが仕立てられています。
このように、ワインの品質はもちろんのこと、ワイナリーを挙げてのサステナブルな活動など様々な取り組みが評価され、2017年サンフランシスコ・インターナショナル・ワイン・コンペティションにて、ワイナリー・オブ・ザ・イヤーの栄誉に輝きました。
さらに2018年には、ノースベイ・ビジネス・ジャーナル紙による働きがいのある企業“100 ベスト・プレース・トゥ・ワーク”に選出されるなど、アメリカを代表するワイナリーの一つとしてその名を広く轟かせています。

コッポラ氏の理想を支える実力派の醸造家
映画とワインに情熱を注ぐコッポラ氏の理想を現場で体現し、その確固たるブランド力を支えているのが実力派の醸造チームです。
ワイナリーの醸造責任者であるアンドレア・カードは、ソノマ・カウンティのアレクサンダー・バレー・ワイングロワーズの理事も務め、現在は6名の醸造家を率いています。
チームが統括するポートフォリオは多岐にわたり、フラッグシップの「ダイヤモンド・コレクション」、ソノマの魅力が詰まった「ディレクターズ・カット」や特別なテロワールを表現した「フランシス・コッポラ・リザーブ」の単一畑ワインなど、ブランドを代表する多彩なワインを世に送り出しています。
【伝統を受け継ぐ確かなキャリア】
曾祖父母がアレクサンダー・バレーでプティ・シラーとカリニャンを栽培するなど、アンドレアの家族は禁酒法以前にまで遡るワイン造りの歴史を持っています。
このソノマ郡生まれの4代目という深いルーツを持つ環境で育った彼女は、カリフォルニア州立工科大学サンルイスオビスポ校で農業経営学の学士号(農場・牧場経営専攻)を取得し、在学中にワインとブドウ栽培への深い理解を深めたことが、彼女のキャリアの方向性を決定づけることになります。
さらにカリフォルニア大学デービス校などの名門プログラムで醸造と農業経営を修めた彼女は、大学卒業後すぐにソノマ郡のベンジガー・ファミリー・ワイナリーへラボ技術者として入社。
約20年間の勤務の中でワインメーカーへと昇進し、ワイン製造全般の専門知識を培うとともに、コッポラ氏の思想とも重なるサステナビリティ、オーガニック、バイオダイナミック農法への深い理解を深めました。
その後、2017年から2019年まではソノマのレイブンズウッド・ワイナリーでワインメーカーを務め、ナパ・バレーのザ・プリズナー・ワイン・カンパニーではシニア・ワインメーカーとして「アンシャックルド」ブランドのワイン造りを統括。こうした輝かしい実績を経て、フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーへと入社しました。
長年彼女の伝統の一部であったブドウの調達とワイン造りに携わるソノマ郡での仕事に、彼女は今、胸を躍らせています。
※インポーターおよび公式情報を基に構成