レ セッレ ヌオーヴェ デル オルネライア 2022 テヌータ デル オルネライア 750ml 赤ワイン イタリア トスカーナ フルボディ

■商品について
サッシカイアと人気を二分する偉大なるスーパータスカン「オルネライア」は、スーパータスカンの先駆けと言えるサッシカイアと並び、三大ボルゲリと称されています。

こちらの「レ・セッレ・ヌオーヴェ」は、ワイナリーのフラッグシップワインであるオルネライアと同品種、同じテロワール、同じ哲学で造り、その優れた個性を共有した、誇り高きセカンド・ラベルです。

複雑なアロマを持ち、味わいはさわやかな酸味、親しみやすさ、まろやかさなど、ボルゲリの独特のテロワールから生まれる個性的な特長がバランスよく表現されており、深みも感じられる1本です。

■ワイナリーについて
イタリア、トスカーナ州ボルゲリに位置するテヌータ・デル・オルネライアは、1981年にアンティノリ家の当主の弟にあたる、ロドヴィコ・アンティノリ氏によって設立されました。

ロドヴィコ氏は、ワイナリー設立以前は、カリフォルニアでのワイン造りを考えていましたが、カリフォルニアワイン造りの重鎮アンドレア・チェリチェフ氏に出会い「ボルゲリは、ボルドー右岸ポムロルやサン・テミリオンの土壌に、カリフォルニアの気候を備えた素晴らしいテロワール」だと教えられたことをきっかけに、故郷ボルゲリに戻りオルネライアを設立したのです。

「品質を何よりも大切にしたワイン造り」を哲学とするオルネライアは、アンドレア・チェリチェフ氏の他に、フランスの天才醸造家と称されるミシェル・ロラン氏の協力を得るなどしてボルゲリのテロワールを最大限に生かしたワイン造りを行っていきました。

こうして生み出されるワインは、世界屈指のワインとしての地位を確立。
2005年からは、トスカーナの名門フレスコバルディ家が形成するテヌータ・ディ・トスカーナの傘下となっており、現在も世界中で高く評価されているのです。

ボルゲリについて
フィレンツェから車で2時間弱走った場所に位置する、ティレニア海と山に挟まれた地域。

同じトスカーナにある銘醸地、キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは異なる地中海性の温暖な気候が特徴です。

涼しい海風が夏の間中畑にそよぐことで暑さを和らげ、冬はボルゲリの丘が冷たい北風からブドウの木を守ってくれています。

また、ボルゲリは沖積土や火山性土および海底土が混じり合った独特の土壌を備えたエリア。

水はけと空気の循環が良く、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロといった国際品種の栽培に適しています。

■このワインについて
2022年のボルゲリは、平年並みの気温の冬となり、例年通りの日が続きました。

春は、冬の寒さを引きずり、涼しくて乾いた天候となります。
このため、ブドウの発芽は例年より少し遅れました。

5月以降、乾燥した天気が75日間も続き、ブドウには試練の天候となります。

ブドウは、成長、開花、ヴェレゾンの期間を通して水の供給がなく、ウォーター・ストレスを受けて、収穫量の少ないヴィンテージとなりました。

長期に渡る乾燥期の後、夏の風物である暴風雨で降水に恵まれ、ブドウは再び成長プロセスに入り、熟成を迎えました。

9月には降雨が止み、夜間に冷え込んで寒暖の差が大きくなったことで、糖分、芳香成分、タンニン分を十分に蓄積できる理想的な状態になります。

収穫は、区画や品種ごとに最も良い状態の日に実施し、熟成の頂点に達したブドウを収穫できました。

黒ブドウの収穫は、8月25日、メルローから始まり、以降、カベルネ・ソーヴィニヨンの収穫が続き、10月末に終了しました。

醸造と熟成
ブドウの房はすべて手摘みで収穫します。
容量が15kgの小型コンテナーに入れて醸造所へ運びます。

除梗の前と後の2回、選果台の両側に職人が並び、健全なブドウを選別した後、柔らかく破砕します。

2016年からは、精度を上げるため、人手に加えて光化学選果台を導入しました。

ブドウは、品種ごと、区画ごとに分けて醸造します。
アルコール発酵にはステンレス・タンクとコンクリート・タンク槽を使い、22℃〜28℃に保って2週間かけます。

その後、10日から15日間、スキン・コンタクトさせ、ステンレス・タンクでのマロラクティック発酵を開始したのちに、木樽（新樽25%、1年間使用の旧樽が75%）に移します。

その後、ワインは、バリックに入れ、温度管理したセラーで合計15ヵ月間熟成させ、12ヵ月が経過した時点でワインをブレンドしてから樽に戻し、さらに3ヵ月間熟成させます。

瓶詰め後、ボトルで6ヵ月間熟成させてから、市場に出荷します。

評価
ジェームス・サックリング：94
ワイン・アドヴォケイト：93

テイスティング・コメント
色調は深い赤紫色。熟した黒い果実、スパイス、軽くトーストした木のアロマを感じます。

口に含むと、最初に豊かな果実味を感じ、ストラクチャーのある、肉付きの良いタンニンが続き、フィニッシュは香り高く、広がりがあり、いつまでも余韻が続きます。

今、飲んでも楽しめますし、10年後には熟成の頂点を迎え、完璧な飲み頃となるでしょう。

飲み頃温度
16〜18℃

オススメ料理
パテ・ド・カンパーニュ
ビーツとリコッタチーズのラビオリ
リードヴォーの赤ワイン煮込み
ポン・レベック（ウォッシュチーズ）

■原産地呼称
DOC. BOLGHERI（ボルゲリ）

※インポーター資料より引用