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ワイン好きが高じ、石油会社トータルの要職を離れてヴィニュロンに転身することを決意したエリック・ニコラ。1991年に国家醸造家の資格を取得後、いくつかの醸造所で経験を積みつつ、自らの理想の土地を探し求め、遂にジャニエールと運命的な出会いを果たします。
ジャニエールは、冷涼なロワールでも北部に位置する61haのアペラシオンで、土壌はミネラリーな石灰岩、ロワール河の支流ロワール川沿いに広がっています。
かつてヴーヴレイやサヴニエールに比肩する産地として名声を誇っていましたが、フィロキセラ後衰退の一途を辿り、エリックがドメーヌを初めて訪れた時、畑にはいくつかブドウの古樹が残る他は牧草や穀物が生い茂る在り様だったといいます。しかし、ジャニエールのポテンシャルを確信していた彼は、妻のクリスティーヌとともに現存する古樹を守りつつ、あらゆるリスクを背負って全ての情熱をこの地に注いぎました。その結果、消滅の危機にさえあったこの極小アペラシオンを見事に甦らせただけでなく、新進の生産者の先に立ち、ロワールの可能性とシュナン・ブランの魅力を世界に知らしめることとなったのです。
ワイン造りにはビオの手法を採用しており、2008年にはビオディナミに完全転換しています。野草はブドウの樹に害がない限り放置されるので畑は緑に覆われています。土壌のダイナミズムを取り戻すため、古樹に対しても土を深く掘り起こし(根を傷つける危険性から通常は行わないません)、またテロワールを最もよく表現するために、9,300本/haと植樹密度を高くとって、収量も厳しく制限しています。醸造においても、各ヴィンテージの違いは偉大な魅力のひとつとして決して補糖しません。テロワール別に自然酵母で行う発酵も自然のなすがままなので1年近く要するのが常。独特のスタイルでワインを追及しており、シャトー・ディケムやマルセル・ダイスと同じく、補糖をはじめ人工的なワイン造りに反対する天然甘口ワインの生産者団体『サプロス』の一員でもあります。
設立から十数年と歴史は浅いながらも、既に専門各誌で高い評価を受け、2004年ヴィンテージでは『クラスマン』で10点満点を獲得。パリのピエール・ガニエールをはじめ、数々の星付きレストランにもオンリストされており、フランスワイン界では誰もが一目置く存在なのです。エリックの息子クレモンがドメーヌの一員に加わったことで、以前から計画していたネゴシアン部門の生産がスタート。「よりワイン造りを楽しみ、自分たちのワイン造りの世界を広げる」をモットーに更なる高みを目指して精進する彼らに、世界中からますます期待の声が高まっています。
※インポーター資料より引用
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