デ・ボルトリ
De BORTOLI
デ ボルトリ
こちらは1924年に北イタリアよりオーストラリアに移住したヴィットリオ&ジュセピーナ・デ・ボルトリにより、1928年に創業された4世代続いている家族経営のワイン会社です。
彼らの息子であるディーン・デ・ボルトリ(1936年-2003年)はビジネスを統合整理し、拡大していきました。
3世代目のディーンの4人の子供達は全員が現在も会社経営にかかわっており、象徴的なデザートワイン、ノーブル・ワンやヤラヴァレーのワインなどのプレミアムワインの開発を手掛け、デ・ボルトリ社は世界的に高評価を獲得しました。
「ゼロウェイストワインカンパニー」へ
デ・ボルトリ社は世界的な気候変動により、環境的にサステイナブルへの取組みが急務となっていることを受け、ブドウの栽培とワインの製造に対する考え方とアプローチを変えてきました。
この変革は主に「将来の世代に遺産として残したい」という彼らの強い願望によって推進されています。
これは、彼ら家族経営の会社にとってとても共鳴するテーマです。
彼らの未来への取組みは、土壌や植物の健康を守り、貴重な水資源を注意深く管理することにあり、この新しいアプローチに真剣に取り組んでいます。
必須の要件をはるかに超えて、革新的なプログラムと実践を幅広く採用しています。
水管理の徹底及び多くのブドウ園でのバイオロジック農業への継続的な移行の推進、商品包装と廃棄物管理の慣行の慎重な見直しを実施しています。
彼らは究極で達成可能な目標として、「ゼロウェイストワインカンパニー」になることを掲げています。
ブドウ園で行った変革は、環境と持続可能な利益をもたらすだけでなく、より健康的な果実を生み出し、より高品質のワインを生み出し、ひいてはより健康的な収益につながると確信しています。
ヴィクトリア州ヤラヴァレーでのワイン造り
ヤラヴァレーは、メルボルンの北西50 kmに位置する小さな地域です。
気候は降雨量と気温に関して場所によりかなり異なります。
ヤラヴァレーの下部地区の降雨量は、700mmから1000mm、上部地区の降水量は、1000mmから1750mmです。
ブドウ園が南にあるほど、南大洋/バス海峡の影響を受け、より涼しい気候となります。
デ・ボルトリ社はヤラヴァレーの3か所のブドウ園、エステート・ヴィンヤード(180ヘクタール)、アビー・ヴィンヤード(50ヘクタール)、ルサティア・パーク(20ヘクタール)を保有しています。
エステート・ヴィンヤードとアビー・ヴィンヤードは、年間降雨量が約800mmのヤラヴァレーの下部にあります。
これらのブドウ園は多様性に富んでおり、最高の地区ではシングルヴィンヤードシャルドネ、メルバヴィンヤードカベルネ、シングルヴィンヤードシラーが生産されています。
ブドウ園の中で直接的な太陽の影響が少ない特定の地域(南向きおよび東向きの場所)で、最高級のシングル・ヴィンヤード ピノ・ノワールは生産されます。
ルサティア・パークは、ヤラヴァレー南部の降雨量の多い地域にあります。
これはオーストラリアで最も有名なブドウ園の一つです。ジャンシス・ロビンソンをはじめとするワイン評論家の間では、群を抜いて品質の高いシングル・ヴィンヤードのシャルドネとピノ・ノワールを生産するブドウ園としてよく知られています。
※インポーター資料より引用